寒い冬こそ気を付けよう!クラリネットのお手入れについて
2020.12.26楽器のお手入れ
ずいぶん寒くなってきていますね。
身も心も寒さに震える今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私たち人間は寒いとちぢこまり、ネコもコタツで丸くなりますが、
実は楽器も寒さに身を震えさせているのです。
そんな冬場、練習しようとクラリネットを取り出したら、本体がキンキンに冷えていることが多いですよね。
「でも負けない!この程度の寒さに私とこの愛するクラリネットちゃんは屈したりせぇへんで!二人で寒さをやっつけるんや!いくで!」
と勢い余って息を吹き込んだが最後、
愛しのクラリネットちゃんは死んでしまいます。
というのも、クラリネットは主にグラナディラという木をくり抜いてできています。
キンキンに冷えた管体にいきなり温かい息を吹き込むと、管の内側は温度が急激に上がり木の繊維が膨張します。
しかし、管の外側は冷たいままで内側の膨張についていけません。
その結果、内側と外側の膨張率の違いによって、管体に亀裂が入ったり最悪割れてしまいます。
ということは、冷たいから手っ取り早く温めようとストーブの前に持って行って温風にさらしたりするのも、実は超危険なんです!
最愛の相棒を手にかけてしまうなんて・・・考えただけでも恐ろしいですよね。
クラリネットを温めるときは、あせらずゆっくりと管体を温めましょう。
布やマフラーなどにくるんで、じんわりと温度を上げてあげるのです。
そうして、ちょうど室温と同じくらいになったら、優しく息を吹き込んであげるのです。
こういうちょっとした、でもとっても大事なことって、案外部活とかやってても教えてくれなかったりするんですよね。
他の楽器についても、きちんとプロに教われば楽器の細かいケアの方法もしっかり教えてもらえます!
せっかく始めるのなら、信頼できる先生に教わりたいものですね。
クラブナージ音楽教室は、体験レッスン受付中です。
楽器のケアの方法についてきちんと知りたい方は、ぜひお問い合わせくださいね。