ここテストに出るよ!音楽業界用語
公開日:2020.08.07 更新日:2025.09.30音楽のマナビ
目次
音楽業界の業界用語を大解剖!
皆さんは働いているとき、ついその業界でしか通じない「業界用語」を使っていませんか? エンジニアなら「デプロイ」、コンサルなら「エビデンス」など、外の人にはピンとこない言葉が飛び交います。 では、音楽業界はどうでしょう?実は、音楽の世界にも独特の言い回しがたくさん存在します。
今回は、音楽業界でよく使われる用語をいくつか解説していきます。 楽器をやっていない人でも楽しめる、音楽業界の舞台裏をのぞいてみましょう!
目次
- 1.「さーし」:最高の演奏への賛辞
- 2.「でした」:おつかれさまの合言葉
- 3. お金をドイツ語読みする?謎の暗号文化
- 4.「びーた」:旅する演奏家の合言葉
- 5.「前乗り」:準備は万全に
- 6.「アテブリ」:テレビの裏側の現実
- 7.「板付き」:幕が上がった瞬間から勝負
- まとめ:業界用語は仲間意識のしるし
1.「さーし」:最高の演奏への賛辞
「さーし」とは、「素晴らしい!」を意味する業界用語。 特に難易度の高いソロ演奏やアンサンブルでの見事なプレイに対して、仲間からの称賛として飛び出す言葉です。
由来は明確には定かではありませんが、音楽家同士の「短くても熱い褒め言葉」として定着。 コンサートのリハーサルや合奏練習で耳にすることも多い、音楽業界特有の掛け声です。
2.「でした」:おつかれさまの合言葉
本番やリハーサルの後に、出演者同士が軽く笑顔で「でした!」と声をかけ合う。 これは「おつかれさまでした」を短縮したもの。舞台裏の空気を一瞬で和ませる魔法の言葉です。
一般社会でも「おつでした」と略す人はいますが、音楽業界の「でした」はさらにコンパクト。 リズム感のある言い回しは、忙しい現場ならではの合理性かもしれません。
3. お金をドイツ語読みする?謎の暗号文化
音楽家の間では、報酬額をドイツ語風に読み替える文化があります。 ドイツ語ではCを「ツェー」、Dを「デー」、Eを「エー」と発音します。これを数字に対応させて暗号のように使うのです。
- C=1
- D=2
- E=3
…という具合です。
たとえば「こないだの本番Eだった」と言えば「ギャラ3万円だった」という意味。 これは一部の芸能界や放送業界にも広がっていると言われています。
なぜ暗号化するかといえば、やはりお金の話題は直接的に口に出しにくいから。 ちょっとした冗談交じりに金額をやり取りするための工夫なのです。
4.「びーた」:旅する演奏家の合言葉
「びーた」とは、地方公演などの出張演奏を指す言葉です。 由来は定かではありませんが、「ビータ=旅仕事」という略語的な感覚で使われています。
地方巡業はプロミュージシャンにとって避けられない日常。 「今週はびーただよ」と言えば「ああ、今週は○○県で本番なんだな」と仲間内ですぐに理解できます。
5.「前乗り」:準備は万全に
コンサートやライブの本番前日に現地入りすることを「前乗り」と呼びます。 リハーサル、楽器調整、会場の雰囲気確認などを余裕をもって行えるため、多くの演奏家が実践しています。
移動が長い「びーた」では特に前乗りが重要。 睡眠不足で本番を迎えないためにも、前日から現地入りすることはプロの常識とされています。
6.「アテブリ」:テレビの裏側の現実
「アテブリ」とは、録音済みの音源に合わせて演奏しているフリをすること。 ボーカルで言えば「口パク」に相当します。
意外に思うかもしれませんが、歌番組や大規模な放送ではアテブリが多く採用されています。 理由はシンプルで、放送事故を避けるため。生演奏は機材トラブルやバランス調整のリスクが高いため、収録された音源を流して演奏しているように見せるのです。
7.「板付き」:幕が上がった瞬間から勝負
「板付き」とは、幕が開いた瞬間に演奏者がすでにステージ上にいる状態を指します。 観客からすれば「最初から演奏している!」という印象を与え、ステージ全体に緊張感と華やかさをもたらします。
リハーサル時には、観客が入場している中で演奏者がステージ上に出て音を出すこともあります。 舞台裏では当たり前の習慣ですが、初めて見る人にはちょっとしたサプライズに映るかもしれません。
まとめ:業界用語は仲間意識のしるし
このように音楽業界には独自の言葉がたくさん存在します。 「さーし」や「でした」は仲間同士のコミュニケーションを円滑にし、 「前乗り」や「アテブリ」は現場を効率的かつ安全に進める知恵とも言えます。
業界用語は、仲間内での結束を固める役割を果たしますが、外部の人に対してはやはり分かりやすい日本語で話すことが望ましいでしょう。 つまり「ここぞ」という時だけの秘密の合言葉。音楽業界の言葉遊びを知っているだけで、演奏会や番組の舞台裏をもっと楽しめるはずです。
クラブナージ音楽教室からのお知らせ
クラブナージ音楽教室では、大人の初心者から経験者まで、安心して楽しく学べるエレキギター・アコースティックギターコースを開講しています。 プロ講師による丁寧な指導で、基礎練習から実践的なアンサンブルまで幅広く対応しています。
こちらの記事もぜひ!▶バンド漫画で熱くなる!名作作品を紹介


