前編では、木管楽器と金管楽器が「見た目の材質」だけで分けられているわけではないことをお話ししました。サックスが金属製なのに木管楽器なのは、なぜなのか?
後編では、その謎を解くための「本当の基準」について詳しく解説していきます。
- 音程の変え方: 管を「短く」するか「長く」するか
- 音の出し方: 「唇の震動」か「それ以外(リードなど)」か
目次
1. 決定的な違いは「空気柱」の操り方
管楽器は、管の中にある空気の柱(空気柱)を振動させて音を出します。ピアノの弦が短いと高い音が出るのと同じで、管楽器もこの「空気の長さ」を変えることで音程をコントロールしています。
この長さを変える「方法」こそが、最大の分類基準です。
木管楽器:本来の長さを「短く」する
木管楽器(クラリネット、フルート、サックスなど)の管体には、たくさんの「穴」が開いています。指やキーで穴を開けることで、空気の出口をわざと手前に作り、本来の管の長さよりも「短く」していくことで高い音を出します。

金管楽器:本来の長さを「長く」する
一方、金管楽器(トロンボーン、トランペットなど)の管体には穴がありません。その代わりに、トロンボーンならスライドを伸ばしたり、トランペットならピストンを押して寄り道ルートを通らせたりすることで、本来の管の長さよりも「長く」していくことで低い音を出します。

| 分類 | 音程の変え方の仕組み | 代表的なパーツ |
|---|---|---|
| 木管楽器 | 穴を開けて管を短くする | 音孔(トーンホール)、キー |
| 金管楽器 | 管を付け足して長くする | スライド、ピストン、ロータリー |
2. 「音の出し方」による区別
もう一つの重要なポイントが「音の出し方(発音源)」です。
- 金管楽器: 全ての楽器が、マウスピースに当てた「自分の唇」を震わせて音を出します(唇リード)。
- 木管楽器: 「リード」と呼ばれる植物の板を震わせたり、フルートのように空気の束をエッジにぶつけたりして音を出します。
サックスが金属製でも木管楽器に分類されるのは、この「音程を変える仕組み(穴を開ける)」と「リードを使って音を出す」という2つの特徴が木管そのものだからです。
3. 管楽器を上手く演奏するために
楽器の仕組みを知ると、自分の出している音をどう「改善」すべきかが見えてきます。しかし、管楽器の上達において最も大切なのは、客観的なフィードバックです。
「もっと綺麗な音を出したい」「高い音を楽に出したい」という悩みは、プロの先生に習うのが一番の近道です。
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