「楽器を始めてみたいけれど、楽譜が読めないから無理だろうな……」
「ドラムって手足がバラバラに動いていて、すごく難しそう。自分にできる気がしない」
新しい趣味として音楽を考えたとき、多くの人が最初にぶつかるのがこうした「心理的なハードル」です。特にドラムは、複雑なセットに囲まれて激しく叩くイメージが強いため、未経験者の方にはハードルが高く見えがち。
しかし、断言します。ドラムは、数ある楽器の中でも「最も初心者にとって入り口が広く、短期間で演奏の楽しさを実感できる楽器」です。 実は、楽譜が全く読めない状態からスタートしても、その日のうちに簡単な1曲を叩ききってしまうことも珍しくありません。
今回は、なぜドラムが「初心者でも1日で叩けるようになる」と言われるのか。その秘密と、ドラム譜の驚くべきシンプルさについて解説していきましょう。この記事を読み終える頃には、あなたの不安は「早く叩いてみたい!」というワクワクに変わっているはずです。
目次
ドラムは「叩けば音が出る」最も直感的な楽器
ピアノなら88鍵ある鍵盤から正しい音を探さなければなりませんし、バイオリンやギターなら正しい位置を指で押さえないと音程がズレてしまいます。管楽器なら、まず「音を出すための口の形」を作るだけで一苦労することもあります。
それに比べてドラムはどうでしょうか。「スティックを持って、叩く」。 ただそれだけで、プロと同じ音色を出すことができます。

補足解説
ドラムが直感的で、誰でもすぐに馴染める理由は、人間の「本能」に近い動作で演奏できるからです。
【ドラムが直感的な理由】
- 音程を気にしなくていい: ドラムはリズムを刻む楽器。ドレミを覚える必要がないため、最初から「リズム」だけに集中できます。
- 動作がシンプル: 「叩く」という動作は、私たちが子供の頃から無意識に行ってきたもの。複雑な指の動きよりも、遥かに身体が覚えやすいのです。
- 全身で音楽を感じられる: 自分の動きがそのままダイレクトに音になる爽快感は、ストレス解消にも直結します。
ドラム譜は「地図」のようなもの。驚きのシンプルさ!
楽譜と聞くと、五線譜に複雑な記号が並んでいるイメージを持つかもしれませんが、ドラム譜(ドラムスコア)はもっと直感的です。それは音楽を読み解くというより、「どのタイミングで、どこを叩くか」を示した指示書のようなものです。
補足解説
ドラム譜が初心者にも分かりやすい理由は、その構造にあります。
| 記号の場所 | 叩く場所(一例) | イメージ |
|---|---|---|
| 上の方の「×」印 | シンバル類 | 「シャン!」という華やかな音 |
| 真ん中あたりの「●」 | スネアドラム | 「パン!」というリズムの中心音 |
| 一番下の「●」 | バスドラム(足) | 「ドッ!」というお腹に響く音 |
たったこれだけです。ピアノの楽譜のように「シャープやフラットがついて……」といった複雑さは一切ありません。「×が見えたらシンバルを叩く」といったゲーム感覚で捉えることができるので、音楽経験ゼロの方でも数分あれば理解できてしまいます。
なぜ「1日で1曲」叩けるようになるのか?
初めてドラムのレッスンを受けた方の多くが、1時間のレッスンの終わりには有名なポップス曲に合わせてリズムを刻めるようになります。そこには「8ビート」という魔法のリズムが関係しています。
補足解説
多くのヒット曲は、実は同じような基本リズムで構成されています。
| ステップ | 内容 | かかる時間の目安 |
|---|---|---|
| 1. 持ち方と叩き方 | スティックの正しい持ち方を教わる | 5分 |
| 2. 基本の8ビート | 右手・左手・右足を順番に合わせる | 15分 |
| 3. 曲に合わせる | 音楽を聴きながら、その中で叩く | 20分 |
| 4. フィニッシュ! | 曲の最後まで叩ききる | 10分 |
最初はゆっくり。プロの講師が「ここで右足!」「次は左手!」とガイドしながら進めることで、バラバラに見えた手足が不思議と繋がり始めます。曲に合わせて叩けた時のあの「自分がいま、音楽を動かしている!」という感覚は、一度味わうと病みつきになります。
「自分には無理」を「楽しい」に変えるコツ
もしあなたがまだ不安を感じているなら、少しだけ視点を変えてみてください。ドラムを始めるのに必要なのは、センスではありません。

補足解説
初心者が安心して上達するための環境作りには、明確なポイントがあります。
- 「完璧」を求めない: 多少リズムがズレても、ドラムセットに座って叩いているだけで最高にかっこいいのがドラムの特権です。
- まずは好きな曲から: 知っているメロディに合わせて叩くことで、自然とリズムが体に染み込みます。
- プロのサポートを借りる: 独学だと「どこを叩いているか分からない」と迷いがちですが、隣でリズムを刻んでくれる先生がいれば、驚くほどスムーズに叩けます。
ドラムは、最初の一歩が最も楽しく、最も達成感を得やすい楽器です。楽譜への苦手意識や「運動神経が必要そう」という先入観は、スティックを握って一発音を出した瞬間に、きっとどこかへ消えてしまうでしょう。
まとめ|ドラムはあなたの「新しい言葉」になる
ドラムは楽譜が読めなくても始められ、直感的な動作で1曲を叩ききれる、とてもフレンドリーな楽器です。もしあなたが音楽経験ゼロで、「何か新しいことを始めたいけれど、難しすぎるのは嫌だ」と思っているなら、ドラムこそが最高の選択肢になります。
言葉で説明するよりも、一打の響きを感じるほうがずっと早い。その爽快感、達成感、そして自分がバンドの心臓部を担っているという高揚感……。それは、これまでの日常にはなかった新しい刺激になるはずです。
「自分にできるかな?」という迷いは、今日で終わりにしましょう。ドラムセットの椅子に座れば、そこにはあなたを主役にする最高の時間が待っています。
あなたの「叩けた!」を全力でサポートします。
クラブナージ音楽教室では、音楽経験ゼロの方がドラムを叩く楽しさを体験できるよう、お一人おひとりに寄り添ったレッスンを行っています。
楽譜が読めなくても、リズム感に自信がなくても大丈夫。まずは本物のドラムセットを叩く爽快感を味わいに来ませんか?



