樹脂製リードの選び方を徹底解説
公開日:2025.12.30 更新日:2025.12.25クラシック楽器
「リード選びのストレスから解放されたい……」これは、木管楽器を吹くすべての人にとって共通の願いではないでしょうか。箱を開けて10枚中当たりが2枚あればいい方、という天然リードのギャンブルに疲れ、樹脂製(シンセティック)リードに興味を持つ方が増えています。
しかし、楽器店に行くと並んでいる「レジェール」と「ウッドストーン(アンビポリ)」。どちらも見た目はプラスチックのようですが、お値段は一枚4,000円〜6,000円。失敗するには少し勇気がいる価格ですよね。
今回は、この二大ブランドの違いを徹底比較し、あなたが「これだ!」と思える一枚に出会うための選び方を、専門用語を抜きにして分かりやすくお話しします。リード選びの悩み、今日で解決してしまいましょう!
目次
そもそも樹脂製リード、何がいいの?
樹脂製リードの最大のメリットは「個体差がほぼゼロ」で「寿命が驚くほど長い」ことです。
補足解説
天然のケーンリードは湿度の変化に弱く、今日良くても明日にはダメになることがありますが、樹脂製はその心配がありません。
【樹脂製リードが選ばれる理由】
- 安定性: 冬の乾燥した部屋でも、夏の湿ったステージでも、常に同じ感覚で吹ける。
- 即戦力: 水に浸して「育てる」必要がなく、ケースから出してすぐに本番の音が出る。
- コスパ: 一枚の価格は高いが、半年以上持つのを考えれば結果的に天然より安く済む。
「レジェール」vs「ウッドストーン」徹底比較
現在、市場を二分しているのがこの二つです。それぞれに明確な性格の違いがあります。
補足解説
レジェールは「ポリプロピレン」を主成分とし、ウッドストーン(シルバースタイン社のアンビポリ)は「シンセティック・アンバー」という新素材を使用しています。
| 比較項目 | レジェール (Légère) | ウッドストーン (Ambipoly) |
|---|---|---|
| 音色 | クリアで輪郭がはっきりしている。ノイズが少ない。 | 温かみがあり、天然ケーンに近い「雑味」や「深み」がある。 |
| 吹奏感 | レスポンスが非常に速く、軽い力で鳴ってくれる。 | 天然に近い抵抗感があり、吹き込むほどに味が出る。 |
| 特殊機能 | 交換制度(硬さが合わない場合の交換)があるのが強み。 | 吸水性があり、天然リードのように「湿らせて」馴染ませる。 |
| 価格帯 | 約4,000円〜5,000円前後 | 約5,000円〜6,500円前後 |
レジェールは、とにかく「失敗したくない」初心者や、正確なレスポンスを求める吹奏楽プレイヤーに。ウッドストーンは、より天然のリードの音質を追求したいこだわり派のプレイヤーにおすすめです。
樹脂製リード選びで失敗しないための「FAQ」
購入前に、多くの人が抱く不安について解消しておきましょう。
Q. 硬さ(番手)はどう選べばいい?
A. 今使っている天然リードより「少し柔らかめ」から試すのがセオリーです。
メーカーごとに比較表が出ていますが、例えばバンドーレンの3番を使っているなら、レジェールなら2.75や2.5あたりがしっくりくることが多いです。レジェールは0.25刻みで細かく選べるのが大きな利点です。
Q. 樹脂製は音が「プラスチックっぽい」って本当?
A. ひと昔前の話です。今の技術は驚くほど進化しています。
確かに超高音域などでわずかな違いを感じるプロもいますが、ブラインドテスト(目隠し)で聴くと、聞き分けられないほど自然な音色になっています。特にウッドストーンは、天然の繊維に近い構造を持たせているため、非常にナチュラルです。
Q. メンテナンスはどうすればいいですか?
A. 驚くほど簡単です。使い終わったら水洗いして拭くだくだけ!
唾液に含まれる成分で劣化することがないので、清潔に保つだけで長く使えます。リードケースも専用の豪華なものでなくて大丈夫です。
まとめ|あなたの音楽をストレスフリーに
樹脂製リードは、単なる「便利な代用品」ではなく、現代の奏者にとっての「強力な武器」になりました。レジェールの圧倒的な安定感を取るか、ウッドストーンの芸術的な音色を取るか。どちらを選んでも、これまでリード選びに費やしていた膨大な時間と労力が、そのまま「練習時間」に変わるはずです。
まずは一枚、お守り代わりにケースに忍ばせてみてください。大事な本番直前に「リードが鳴らない!」とパニックになる恐怖から解放される快感は、何物にも代えがたいものですよ。
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