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リサイクル楽器の世界に迫る

公開日:2026.02.05 更新日:2026.01.06和楽器・民族楽器クラシック楽器バンド楽器音楽のマナビ

リサイクル楽器の世界に迫る

「楽器」と聞いて、皆さんはどんなものを思い浮かべますか?

ピカピカに磨き上げられた黄金色のサックス? 厳選された木材で作られた高級なヴァイオリン? あるいは、最新のテクノロジーが詰まった電子ピアノでしょうか。

もちろん、それらは素晴らしい芸術品です。 でも、世界を見渡してみると、「えっ、これが楽器なの!?」と目を疑うようなモノから、魂を震わせる美しい音楽を奏でている人たちがいます。

材料は、捨てられた空き缶、ドラム缶、水道管、そして調理器具の廃材など。

今日は、そんな「ゴミ」として捨てられるはずだった運命を変え、新たな命を吹き込まれた「リサイクル楽器」の世界へご案内します。 そこには、モノづくりへの執念と、音楽への純粋な愛が詰まっていました。

世界を感動させた、パラグアイの「ゴミ埋立地オーケストラ」

リサイクル楽器を語る上で、絶対に欠かせない有名な実話があります。 南米パラグアイにある、カテウラという地域をご存知でしょうか?

そこは、街から出る大量のゴミが運ばれてくる巨大な埋立地の上にできたスラム街です。 子供たちは遊び場もなく、ゴミ拾いをして家計を助けるのが日常。そんな場所で、ある一人の音楽教師と地元のゴミ職人が奇跡を起こしました。

ドラム缶のチェロ、パイプ管のフルート

「子供たちに音楽を教えたい。でも、本物のヴァイオリンは家より高い…」

そこで彼らが考えたのが、ゴミ山にあるものだけで楽器を作ることでした。

  • ボディがつぶれたオイル缶で作られたヴィオラ
  • 大きなドラム缶を加工して作られたチェロ
  • 水道管やコイン、スプーンで作られたサックス
  • レントゲン写真を張り合わせて作られたドラムヘッド

これらは決して「おままごと」ではありません。 彼らが結成した「ランドフィル・ハーモニック」の演奏を聴いたことがありますが、その音色の美しさといったら!

錆びた金属が奏でる音は、どこか哀愁があり、温かく、そして力強い。 新品の楽器には出せない、傷ついた素材だからこそ出せる「深み」があるように感じました。

「世界は私たちにゴミを送ってくる。だから私たちは、音楽を送り返すんだ」

このオーケストラの団長の言葉には、音楽の持つ真の力が込められています。どんな環境にあっても、工夫と情熱があれば、そこから美しいものを生み出すことができるのです。

ブルースの魂。シガーボックス・ギター

もう少し身近な、ポップミュージックの歴史におけるリサイクル楽器もご紹介しましょう。 それが「シガーボックス・ギター」です。

19世紀半ばのアメリカ。貧しくて本物のギターが買えなかった黒人たちが、葉巻(シガー)が入っていた空き箱に木の棒を刺し、針金を張って作ったのが始まりと言われています。

これが、現代のロックやブルースの原点の一つになっているのです。

箱の材質や大きさによって音が変わる面白さ。そして何より、「キュイン!」と鳴る独特の乾いた、泥臭いサウンド。 ポール・マッカートニーなど、世界的なプロミュージシャンの中にも、この独特な音色に魅了されてレコーディングで使用する人が後を絶ちません。

「高いギターがないと音楽はできない」なんて嘘だ、と教えてくれるような存在ですね。

日本のアイデアが生む、身近な廃材楽器たち

海外の話ばかりではありません。ここ日本でも、廃材を使った楽器作りは注目されています。

空き缶三味線(カンカラ三線)

戦後の沖縄などで、物資がない中で作られたのがルーツとされる「カンカラ三線」。お菓子の空き缶をボディにして作られます。 金属特有の「ペケペケ」とした軽快な音は、聴いているだけで心がウキウキしてきます。

塩ビ管(エンビカン)ベース・ドラム

ホームセンターで売っている、配水管などに使うグレーのパイプ(塩ビ管)。 これを叩くと、驚くほど太くて良い音がすることをご存知ですか? パイプの長さを変えることでドレミの音階を作ることもでき、プロのパフォーマンス集団が使用するほど、立派な打楽器になります。

「不完全」だからこそ、愛おしい

最新のシンセサイザーや、工場で精密に作られた楽器は、いつ弾いても完璧な音が出ます。それは素晴らしいことです。

でも、廃材から作られた楽器には、一つとして同じものはありません。 空き缶の凹み具合、木の反り具合、錆びのつき方。それら全てが「音の個性」になります。

完璧ではないからこそ、弾き手が工夫して音を探す。 「こう弾いたら、いい音が鳴った!」という対話が生まれる。

リサイクル楽器の魅力は、単に「エコであること」以上に、この「楽器と人間との距離の近さ」にあるのかもしれません。

もし、ご自宅に捨てようと思っている空き箱や筒があったら、ちょっと叩いてみたり、輪ゴムを張ってみたりしてください。 その瞬間、そのゴミはもうゴミではなく、世界に一つだけの楽器に生まれ変わります。


「廃材から楽器を作るのはハードルが高いけど、やっぱり何か音を奏でてみたいな…」 「音楽の楽しさ、自分も体験してみたいな」 そんな風に、心が少し動き出しませんでしたか?

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