映画「グリンチ」で最高のクリスマスと音楽を
公開日:2025.12.25 更新日:2025.12.10楽曲・アーティスト紹介
メリークリスマス! 街中がイルミネーションで輝き、どこへ行っても鈴の音が聞こえてくるこの季節。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
チキンを焼く香り、ケーキの箱を開ける瞬間…クリスマスの楽しみはたくさんありますが、温かい部屋でゆっくりと「クリスマス映画」を観るのも、最高の贅沢ですよね。
『ホーム・アローン』や『ラブ・アクチュアリー』など名作は数あれど、今日ご紹介したいのは、緑色の毛むくじゃらで、意地悪で、でもどうしても憎めないあいつ。そう、「グリンチ」です。
実はこの「グリンチ」、私たちに馴染み深い映画版としては大きく分けて2つのバージョンが存在することをご存知でしょうか?
一つは、2000年に公開されたジム・キャリー主演の「実写版」。 もう一つは、2018年に公開されたイルミネーション・エンターテインメント制作の「アニメーション版」です。
ストーリーの大筋は同じ(グリンチがクリスマスを盗もうとするお話)なのですが、実はこの2作品、「音楽」のアプローチが驚くほど違うのです。今日は、そんな音楽の違いに注目しながら、グリンチの世界を深掘りしてみましょう。
目次
心を震わせるオーケストラと歌姫。2000年「実写版」の魅力
まずは、コメディ俳優のジム・キャリーが特殊メイクでグリンチを演じ、その強烈なキャラクターで世界中を沸かせた実写版『グリンチ』から。
この作品の音楽を担当したのは、あの映画『タイタニック』や『アバター』の音楽でも知られる巨匠、ジェームズ・ホーナーです。
「Where Are You Christmas?」の切なさ
実写版の音楽を語る上で絶対に外せないのが、劇中歌であり主題歌の「Where Are You Christmas?(クリスマスはどこへ?)」です。
劇中では、純粋な少女シンディ・ルーが「クリスマスの本当の意味」を探して歌うシーンで流れますが、この曲が本当に泣けるんです。商業主義にまみれたクリスマスに疑問を抱き、「大切なものはどこへ行ってしまったの?」と問いかけるバラード。
ジェームズ・ホーナーらしい壮大で美しいオーケストラの旋律と、歌姫フェイス・ヒル(サントラ版)の純朴な歌声。 実写版グリンチは、ジム・キャリーの変顔やコミカルな動きに目が行きがちですが、音楽は非常にクラシカルで情緒的。だからこそ、ラストの感動が倍増するんですよね。
「最近、クリスマスを楽しめていないな…」という大人の心にこそ、この実写版の音楽は優しく染み渡るはずです。
現代的でクールな遊び心。2018年「アニメ版」の魅力
続いては、『ミニオンズ』でおなじみのスタジオが手掛けた、2018年のアニメーション映画『グリンチ』です。
こちらは実写版とは打って変わって、とにかく音楽がモダンでかっこいい! 音楽を担当したのは、奇才ティム・バートン監督の作品(『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』など)で有名なダニー・エルフマン。少し不気味で、でもとびきり楽しいファンタジーな世界観は彼にしか出せません。
ヒップホップで蘇る名曲
アニメ版の最大の特徴は、クラシックな要素に現代的な「ヒップホップ」や「ジャズ」の要素を大胆に取り入れている点です。
グリンチのテーマソングとして有名な「You’re a Mean One, Mr. Grinch(お前は意地悪な奴だ、ミスター・グリンチ)」という曲があるのですが、このアニメ版では、人気ラッパーのタイラー・ザ・クリエイターがカバーしています。
これがもう、痺れるほどかっこいい。 重厚なビートに乗せて、気だるげにラップするスタイルは、現代のひねくれ者・グリンチの性格にぴったり。子供向けの映画だと思って油断して聴くと、そのクオリティの高さに驚かされます。
実写版が「感動のバラード」なら、アニメ版は「体が動き出すグルーヴ」。 家族や友達とワイワイ過ごすクリスマスパーティーで流すなら、間違いなくこちらのアニメ版のサントラがおすすめです。
共通する名曲「You’re a Mean One, Mr. Grinch」
実写版とアニメ版、雰囲気は違えど、どちらの作品でも愛されている楽曲があります。 先ほども少し触れた、グリンチの代名詞とも言える曲「You’re a Mean One, Mr. Grinch」です。
「お前は最低だ」「腐ったバナナみたいだ」と、主人公をこれでもかと罵倒する歌詞なのですが、なぜか聴いていて楽しい。その秘密は、あの独特な「低音」にあります。
地を這うような低い声で歌われるメロディは、一度聴いたら耳から離れません。 音楽において「低音」というのは、安心感を与えたり、あるいはこの曲のように「怪しさ」や「ユーモア」を表現したりするのに非常に効果的なんです。
実写版ではジム・キャリー自身がコミカルに歌い上げ、アニメ版ではクールにアレンジされ。 同じ曲でも、演者やアレンジが変わることでここまで印象が変わるのか!という「音楽の面白さ」を体感できる好例だと思います。ぜひ、両方のバージョンを聴き比べてみてください。
音楽の魔法で、心のサイズを大きくしよう
物語の最後、クリスマスを盗もうとしたグリンチは、「プレゼントや飾り付けがなくても、クリスマスはやってくる」という事実に気づき、その小さかった心臓が3倍の大きさに成長します。
これって、音楽にも通じるところがあると思いませんか?
高価な楽器を持っていなくても、特別な才能がなくても。「楽しい」と感じる心さえあれば、音楽は私たちの日常を彩ってくれます。
実写版の美しいオーケストラに涙するのもよし。 アニメ版のヒップホップでノリノリになるのもよし。
今年のクリスマスは、ぜひ映画『グリンチ』を観て、その素晴らしい音楽に耳を傾けてみてください。きっと、あなたの心も温かく、大きく膨らむはずです。
「You’re a Mean One, Mr. Grinch」のような低い声で渋く歌ってみたい。
「Where Are You Christmas?」のような美しいバラードをピアノで弾いてみたい。
映画を観て音楽への憧れが膨らんだら、それはサンタさんからのプレゼントかもしれません。
来年のクリスマスは、あなたが主役です。
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