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ゲームとのコラボで生まれた名曲

公開日:2026.01.28 更新日:2026.01.06音楽のマナビ楽曲・アーティスト紹介

ゲームとのコラボで生まれた名曲

「あれ、このCM、なんかすごくない?」

テレビやYoutubeを見ていて、思わず手を止めて画面に見入ってしまった経験、皆さんにも一度はあるのではないでしょうか。特にここ数年、私たちを驚かせ続けているのが、「ゲーム」と「トップアーティスト」によるコラボレーションです。

かつてゲーム音楽といえば、ピコピコとした電子音のBGM、いわゆる「チップチューン」が主流でした。もちろん、あの懐かしいサウンドには代えがたい魅力があります。しかし現代において、ゲームと音楽の関係は「BGM」という枠を飛び越え、互いの世界観をぶつけ合う「異種格闘技戦」のような、非常にエキサイティングな状態になっています。

ただ商品の宣伝をするための曲ではありません。ゲームクリエイターが込めた「遊びへの情熱」と、ミュージシャンが持つ「音への探究心」。この二つが化学反応を起こして生まれた楽曲たちは、ゲームをしない人の心さえも掴んで離さないパワーを持っています。

今回は、そんなゲームとのタイアップから生まれた、日本を代表する名曲たちをいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。音楽的な知識は一切不要です。「へぇ、そんな仕掛けがあったんだ!」と、ちょっと誰かに話したくなるような「遊び心」の世界を覗いてみましょう。

任天堂へのラブレター。星野源「創造」

まず最初にご紹介したいのは、もう「愛」しか感じないこの一曲。星野源さんの「創造」です。

この曲は、任天堂の「スーパーマリオブラザーズ35周年」のテーマソングとして書き下ろされました。タイトルが「創造」である時点で、モノづくりへの敬意が溢れていますよね。

星野源さんといえば、ご自身が大のゲーム好きとしても知られていますが、この楽曲の中には、子供の頃に一度は聴いたことのある「あの音」が、楽器の一部として散りばめられているんです。

例えば、0:34から始まる不思議なフレーズ。これは、「ニンテンドーゲームキューブ」の起動音を再現したものなんです。

さらに、曲の随所にはマリオがジャンプする音や、ステージクリアのファンファーレのようなフレーズが、違和感なく溶け込んでいます。これらが単なる「効果音」としてではなく、ファンクやソウルといったブラックミュージックのグルーヴ(ノリ)の中に完全に融合しているのがすごいところ。

歌詞にも、「直接的な言葉」を使わずに任天堂の哲学を表現している部分があります。任天堂には「枯れた技術の水平思考」という有名な開発哲学があるのですが、この曲の歌詞には、それを示唆するような言葉選びが見受けられます。

最新のテクノロジーを競うだけがゲームじゃない。既存のもの、古いものでも、見方を変えれば新しい「遊び」が創造できる。「創造」という曲は、そんなモノづくりへの讃歌であり、聴くたびに「何か面白いことをやってやろう!」と背中を押してくれる一曲です。

世界をひっくり返すトリックスター。米津玄師「POP SONG」

続いてご紹介するのは、PlayStation(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)のCMソングとして世間を騒然とさせた、米津玄師さんの「POP SONG」です。

この曲が発表された時の衝撃を覚えている方も多いのではないでしょうか。CMの中で米津さんは、オレンジ色の髪に奇抜なメイク、そして兵隊のような衣装を身にまとい、まるでゲームの世界から飛び出してきた「トリックスター(いたずら者)」のように振る舞っていました。

PlayStationのキャッチコピーは「Play Has No Limits(遊びに限界はない)」。

「POP SONG」は、まさにその言葉を体現するかのような、カオスで、でもどうしようもなく惹きつけられる魅力に満ちています。メロディラインはどこか中東風のエキゾチックな響きがありつつ、ゲームの8ビットサウンドを思わせるピコピコ音が混ざり合い、サーカスのような賑やかさがあります。

特筆すべきは、その「変身願望」を刺激するパワーです。

ゲームの醍醐味の一つは、自分ではない誰かになれること。勇者にも、魔法使いにも、あるいは悪役にもなれる。米津さんはこの曲と映像を通じて、「現実なんて放り出して、もっと変なことしようぜ」「常識なんてひっくり返して遊ぼうぜ」と挑発してきているように感じます。

曲の途中で笑い声が入ったり、予測できない展開が続いたりするのも、コントローラーを握って次のステージに進むときのドキドキ感に似ています。

「健全な朝」よりも「少し怪しい夜」の匂いがする。そんな、子供の頃に親に隠れてゲームをしていた時のような背徳感と興奮を、大人のクオリティで極上のポップスに昇華させたのがこの楽曲なのです。

闘争本能を呼び覚ます。King Gnu「阿修羅」

最後にご紹介するのは、こちらもPlayStationとのコラボレーションで話題となった、King Gnuの「阿修羅」です。

King Gnuといえば、ロック、ジャズ、ヒップホップ、クラシックなどあらゆるジャンルを飲み込んだ「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」が持ち味ですが、この「阿修羅」という曲は、まさにゲームの「バトル」の熱量をそのまま音にしたような楽曲です。

CM映像では、メンバー4人がそれぞれ異なるゲームのキャラクターのような姿(アバター)で登場し、強大な敵に立ち向かっていく様子が描かれました。

この曲の面白さは、井口理さんの透き通るようなボーカルと、常田大希さんの低く歪んだアグレッシブなボーカルが、まるで格闘ゲームのコンボ技のように交互に、あるいは同時に畳み掛けてくるところにあります。

「阿修羅」とは、戦いを好む神様のこと。

ゲームをしている時、特に難しいボス戦や対人戦をしている時、私たちは日常のストレスを忘れ、ある種の「ゾーン」に入ることがありますよね。指先が勝手に動き、脳内物質がドバドバと出るあの瞬間。

この曲の疾走感のあるビートと、複雑に絡み合うフレーズは、そんな「極限状態の集中力」を表現しているように思えます。聴いているだけで心拍数が上がり、「やってやるぞ!」という闘争本能に火がつく。まさに、現代の戦士(ゲーマー)たちのためのアンセムと言えるでしょう。

「遊び」は、人生を豊かにする最高のスパイス

こうして3曲を見てみると、共通しているキーワードはやはり「遊び心」ではないでしょうか。

星野源さんは、古い音を新しい音楽に変える遊びを。 米津玄師さんは、自分自身をキャラクター化して世間を驚かせる遊びを。 King Gnuは、音と音をぶつけ合って高みを目指す遊びを。

彼らは「仕事」として曲を作っているはずですが、誰よりも彼ら自身がその状況を面白がり、楽しんでいる様子が伝わってきます。だからこそ、聴き手である私たちもワクワクさせられるのです。

音楽もゲームも、生きていく上で「なくてはならないもの」ではないかもしれません。食事や睡眠のように、摂取しなければ死んでしまうわけではありません。

でも、もしこの世界から音楽やゲームといった「遊び」がなくなってしまったら、毎日はどれほど味気ないものになるでしょうか。

無駄を楽しんだり、架空の世界に没頭したり、音に合わせて体を揺らしたり。そんな「余白」の時間こそが、私たちの心を豊かにし、明日への活力を生み出してくれるのだと思います。

今回ご紹介した楽曲は、どれもYoutubeやサブスクリプションサービスですぐに聴くことができます。 もし、「ゲームはあまりやらないから知らなかった」という方がいらっしゃれば、ぜひ一度聴いてみてください。そこには、画面の中だけには収まりきらない、アーティストたちの本気の「遊び心」が詰まっています。

そして、もしその曲を聴いて「なんだか楽しそうだな」「自分も何か音を奏でてみたいな」と心が動いたら、それは新しい冒険の始まりかもしれません。 コントローラーを楽器に持ち替えて、あなただけの音を創造してみるのも、きっと素敵な「遊び」になるはずです。

あなたも「音」で遊んでみませんか?

今回ご紹介した楽曲のように、ピアノ、ギター、ドラム、ボーカルなど、様々な音が重なり合って一つの音楽ができる楽しさは格別です。
「あの曲のイントロを弾いてみたい」「大好きなアニソンやゲーム音楽を歌いたい」
そんな純粋な気持ちがあれば、年齢や経験は関係ありません。

クラブナージ音楽教室では、お一人お一人の「やりたい!」という気持ちに合わせて、講師が優しくサポートします。
楽譜が読めなくても大丈夫。まずは好きな曲の話から始めましょう。
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