ベースのピック弾きはかっこいい!
公開日:2025.10.15 更新日:2025.10.07バンド楽器音楽を始めよう♪
目次
ベースのピック弾きがダサいとは言わせない
ベースといえば、指で弦を弾く「指弾き」や、親指で叩いて音を出す「スラップ奏法」を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、実はもう一つ、忘れてはいけない演奏スタイルがあります――それが「ピック弾き」です。
ロックやパンク、ポップスの名曲を支えてきたピック弾きには、独特の迫力と魅力があります。
この記事では、ピック弾きの特徴や指弾き・スラップとの違い、そしてピック弾きがかっこよく聞こえる理由を、音楽初心者にもわかりやすく丁寧に解説していきます。
ピック弾きとは?

「ピック弾き」とは、ギターと同じようにピックを使ってベースの弦を弾く奏法のことです。
ピックには厚さや形、材質などさまざまな種類があり、それによって音のニュアンスも大きく変わります。
ベース用ピックはギター用よりも少し厚め(1mm以上)のものが好まれることが多く、アタック感のある力強い音を出しやすいのが特徴です。
一見シンプルな奏法に思えるかもしれませんが、実はピックの角度や当て方、ストロークの強さによって音が劇的に変化します。ロックな荒々しさを出したり、ポップな軽快さを表現したりと、意外にも奥が深いのです。
ピック弾きの音の特徴
ピック弾きの魅力といえば、何といっても明確なアタックとパンチのある音。
ピックが弦に当たる瞬間の「カチッ」という音がはっきりと出るため、バンドの中でもベースラインが埋もれず、輪郭がくっきりと際立ちます。
さらに、ピック弾きはリズムの粒立ちが均一になりやすいというメリットもあります。指弾きでは人差し指と中指を交互に使うため、どうしても音の強弱に差が出やすいですが、ピック弾きは一定の力で弾けるので、機械的なほどタイトなリズムを刻むことができます。
この「粒のそろった、攻撃的な低音」は、ロックやパンクのサウンドにぴったりマッチするため、数多くのベーシストが愛用してきました。
指弾き・スラップとの違い
指弾きとの違い

指弾きは、柔らかくナチュラルな音が出るのが特徴です。
ジャズやR&B、ソウルなどでは、ふくよかで温かい低音が重宝されます。
一方、ピック弾きはアタックが強く、音が前に出てくるため、バンドサウンドに厚みと勢いを与えるのに向いています。
また、指弾きは音色のコントロールがしやすく、微妙なニュアンスを表現できる反面、速いテンポで均一なリズムを刻むには練習が必要です。
ピック弾きはその点、スピードと安定感に優れているため、テンポの速いロックやパンクで重宝されます。
スラップとの違い

スラップは親指で弦を叩いたり、人差し指で引っ掛けてはじいたりする奏法で、ファンクやポップスでよく使われます。
「パチン」「ボンッ」といったアタックと弾けるような音が特徴で、派手なソロやリズミカルなフレーズに向いています。
一方、ピック弾きはスラップよりも音がストレートで、アンサンブルの中でベースラインを前面に押し出す役割に向いています。
どちらもアタック感が強い奏法ですが、スラップが“跳ねる”印象なのに対し、ピック弾きは“突き進む”ような力強さがあります。
ピック弾きが映えるジャンルと名演
ピック弾きは特にロック、パンク、オルタナティブ、メタル、ポップスなどでその力を発揮します。
音の輪郭がはっきりしているため、ギターのディストーションやドラムの強いビートに負けずにベースが存在感を出せるからです。
有名なピック弾きベーシストとしては、以下のような名前が挙げられます:
- ポール・マッカートニー(The Beatles):60年代後半からピック弾きを多用。メロディックなベースラインの先駆者。
- スティング(The Police):指弾きとピックを、時期や曲によって使い分けるスタイル。
- クリス・スクワイア(Yes):リッケンバッカーのピック弾きでロック史に残る立体的なサウンドを構築。
- ディー・ディー・ラモーン(Ramones):ひたすら8分音符を刻み続けるピック弾きの象徴的存在。
- マイク・ダーント(Green Day):パンチのあるピック弾きで、ポップパンクを支えるベースサウンドを確立。
これらの演奏を聴いてみると、ピック弾きがいかにジャンルの特徴を形作ってきたかがわかります。
特にロックやパンクでは、ピック弾きのカチッとしたアタックが楽曲のドライブ感を生み出す重要な要素になっています。
ピック弾きの基本とコツ
初心者がピック弾きを始める際は、まずピックの持ち方と角度を意識しましょう。
ピックをあまり深く弦に当てすぎると引っかかってしまうため、少し斜めに当ててスムーズにストロークできるようにします。
また、手首を固めず、軽く柔軟に動かすことで、長時間弾いても疲れにくくなります。
ダウンピッキング(下方向)だけでなく、アップピッキング(上方向)も組み合わせると、速いテンポでも無理なく弾けるようになります。
そして、何より重要なのはメトロノームを使って正確なリズムで練習することです。
ピック弾きはリズムの粒が揃いやすい分、わずかなズレも目立ちます。リズム感を鍛えることで、バンドの中で抜群のグルーヴを生み出すことができます。
まとめ
ピック弾きは、ベースの演奏スタイルの中でも特に「勢い」と「輪郭」を際立たせることができる奏法です。
指弾きやスラップとは違った魅力があり、ジャンルによっては主役級の存在感を放ちます。
初心者の方も、最初から「指で弾かなきゃ」と思い込まず、ピック弾きにもどんどん挑戦してみましょう。
有名ベーシストたちの演奏を参考にしながら、自分の好きな音を探していくのも楽しみのひとつです。
ピックひとつで、あなたのベースサウンドが劇的に変わるかもしれません。
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