ペグがギターチューニングの要。エレキギターのパーツについて⑦
公開日:2025.10.12 更新日:2026.01.08バンド楽器音楽を始めよう♪
ギターを手にしてまず最初に行うこと、それは「チューニング」です。 そしてそのチューニングを支えているのが、ヘッドに取り付けられた小さな金属のパーツ「ペグ(マシンヘッド)」です。 目立たない存在ですが、実はギターの音程を安定させるうえで極めて重要。 この記事では、ペグの種類や特徴、材質による違い、さらに弦交換との関わりまでを、初心者にも分かりやすく解説していきます。
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- ペグがギターチューニングの要。
目次
ペグ(マシンヘッド)とは?
ペグとは、ギターのヘッドに取り付けられている、弦を巻き上げて固定するパーツのことです。 弦を回して張力を調整することで、音の高さ(ピッチ)が決まります。 バイオリンやウクレレなどの弦楽器にも存在しますが、エレキギターのペグは精密な歯車機構を備えており、細かいチューニングが可能です。 もしペグがなければ、ギターは正確な音を奏でることすらできません。 まさに「縁の下の力持ち」的な存在です。
ペグの種類
一口にペグといっても、形状や仕組みによっていくつかのタイプがあります。ここでは代表的な分類を見ていきましょう。
片側六連と両側三連

ストラトキャスターのようにヘッドの片側にペグが6つ並ぶ「片側六連」と、レスポールやアコースティックギターのように左右に3つずつ配置される「両側三連」があります。
見た目の違いだけでなく、弦のテンションのかかり方やチューニングのしやすさにも関わってきます。
「片側六連」は弦がまっすぐナットを通過するため安定しやすく、「両側三連」はクラシックなルックスで多くのギタリストに愛されています。
クルーソンタイプとロトマチックタイプ

古典的なスタイルである「クルーソンタイプ」は軽量で、ヴィンテージギターに多く採用されています。 一方、「ロトマチックタイプ」は内部のギア比が高く、細かな調整がしやすいのが特徴です。
チューニングの精度や安定性を重視するならロトマチック、見た目の雰囲気や軽さを重視するならクルーソン、といった選び方が一般的です。
縦穴と横穴
弦を通す穴の向きによって「縦穴式」と「横穴式」があります。 縦穴式はペグポストの先から弦を差し込み、内部で固定するタイプ。横穴式はペグポストの横に穴があり、そこに弦を通してから巻き上げるタイプです。
どちらも機能的には大きな差はありませんが、弦交換のしやすさや見た目の好みによって選ばれることが多いです。
ロックペグ(ロッキングチューナー)
近年注目されているのが「ロックペグ」。 通常は弦をポストに何周か巻きつけますが、ロックペグは内部の機構で弦を固定するため、巻きつけを最小限に抑えられます。
これによりチューニングの安定性が飛躍的に向上し、特にアーミング(トレモロバーを使った演奏)を多用するギタリストに人気です。
弦交換のスピードも速く、ライブ前の張り替えにも便利です。
ペグの材質による違い
ペグ自体は金属製ですが、その材質によって重量や耐久性が異なります。 真鍮やスチールは耐久性が高く、クロームメッキやニッケルメッキで仕上げられることが多いです。 また、軽量化を重視してアルミや特殊合金が使われる場合もあります。 材質の違いが直接音に与える影響は大きくありませんが、重量バランスやヘッド落ち(ヘッドが下に傾く現象)の改善には効果的です。
弦交換とチューニングのポイント
ペグは弦交換のたびに必ず触れるパーツです。 正しく巻かないとチューニングがすぐ狂ってしまうため、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
- 弦は2〜3周だけ巻きつける(巻きすぎると不安定に、少なすぎると抜けやすくなる)
- 1周目と2周目をクロスさせて巻くとより安定する
- 新しい弦を張った直後は、軽く伸ばしてから再度チューニングする
また、ロックペグを使っている場合は弦を差し込み、固定して1周巻くだけでOK。 一度使うと「もう普通のペグには戻れない」という人もいるほど便利です。
まとめ:ペグは小さな巨人
普段はあまり注目されないペグですが、チューニングの安定性、弦交換の快適さ、そして演奏全体の安心感を支える極めて重要なパーツです。 種類や仕組みを理解しておくことで、自分の演奏スタイルに合ったギター選びにも役立ちます。 「音がよく狂うな」と思ったら、もしかすると原因はペグにあるかもしれません。 ぜひ次にギターを手にしたときは、ヘッドの小さな金属パーツにも注目してみてください。 きっとあなたのギターライフが一段と快適になるはずです。
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