ギターの弾きやすさはネックが9割。エレキギターのパーツについて③
公開日:2025.09.21 更新日:2026.01.08バンド楽器楽器のお手入れ音楽のマナビ
エレキギターの弾きやすさを決定づけるもの、それはズバリ「ネック」です。
ピックアップやボディの形よりも、ネックが自分に合っているか、なにより反りやゆがみがないかで、演奏の快適さは大きく変わります。
今回は、ギターのネックについて徹底的に掘り下げます。
「エレキギターのパーツについて」記事一覧はこちら!
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- 音が出ないならジャックをチェック!
- ギターの弾きやすさはネックが9割。
- ブリッジとサドルが、チューニングの精度を決める。
- ボディで音は変わるのか⁈
- トーンとボリュームで作るサウンド。
- ペグがギターチューニングの要。
目次
ネックとは?

エレキギターのネック
ネックはギターの「首」の部分。ボディとヘッドをつなぐ、細長い木材のパーツです。プレイヤーの左手(右利きの場合)が常に触れている部分で、弾きやすさや音程の安定に直結します。
ネックの形状には「Cシェイプ」「Uシェイプ」「Vシェイプ」などがあり、握り心地が変わります。手の大きさや演奏スタイルによって好みが分かれるポイントです。
細かな説明は割愛しますが、たとえばジャズギタリストは太めのUシェイプを好む傾向があり、速弾きをするロックギタリストは薄めのCシェイプを選ぶことが多いです。
フレットと指板について
ネックの役割は、ボディとヘッドをつなぐことだけではありません。エレキギターのサウンドや音程の正確さを生み出すパーツが取り付けられた土台でもあるのです。

エレキギターのネックに取り付けられた指板とフレット
指板(しばん;フィンガーボード)は、ネック表面に貼られている木の板です。
その上に金属製の「フレット」が等間隔で打ち込まれています。フレットは音程を決める重要な部品で、ギターの音程精度はこのフレットの打ち込みと調整次第といえます。
指板の材質にも種類があります。
ローズウッド指板はしっとりした手触りで、温かみのある音が特徴。メイプル指板はツルツルした感触で、明るい音色になります。エボニー指板は高級感があり、ジャズやメタルで好まれます。
近年では、ローステッドメイプルという、メイプルを高温で処理して水分を抜いているために反りに強いと言われる木材も、ネックや指板に用いられるようになってきています。

エレキギターの指板の木材
フレットの太さ(ジャンボ、ミディアムジャンボ、ヴィンテージ)も演奏感に影響します。ジャンボフレットはチョーキングがしやすく、ロックギタリストに人気です。
ネックの長さ(ロング/ショート/ミディアム)
ネックの長さ=スケール長とも呼ばれ、弦長を決める重要な要素です。
- ロングスケール(フェンダー系、648mm前後)
テンションが強めで、シャキッとした音。ストラトやテレキャスが代表例。 - ショートスケール(ギブソン系、628mm前後)
テンションが柔らかく、押弦がラク。レスポールが代表的。 - ミディアムスケール(グレッチなど、635mm前後)
中間的な張り感で、バランス重視派におすすめ。
スケールが短いと弦が柔らかく感じられ、初心者や手の小さい方に優しい設計です。逆にロングスケールは音の立ち上がりが速く、キレのあるカッティングが得意です。
ネックの材質(メイプル系/マホガニー系)
ネックに使われる木材は音色にも影響します。
- メイプル:明るく、アタック感のあるサウンド。フェンダー系に多い。
- マホガニー:温かみがあり、太い音。ギブソン系に多い。
- メイプル+ローズウッド指板:ネックは明るく、指板で少し柔らかさを足す、バランス型。
木材は天然素材なので、1本1本鳴り方が違います。「同じモデルなのにこっちの方が気持ちよく鳴る!」という体験をした人も多いはずです。
試奏して自分に合った一本を見つけるのが一番の近道です。
ネックの反りとその対策
ネックは木材なので、湿気や温度で反ることがあります。これを放置すると弦高が高くなったり、逆にビビリが出たりして弾きにくくなります。
反りには大きく分けて2種類あります:
- 順反り:弦の張力でネックが前にしなる。弦高が高くなる。
- 逆反り:ネックが逆方向にしなる。弦がフレットに当たりやすく、ビビリが出やすい。
多くのギターにはトラスロッドと呼ばれる金属棒が内蔵されており、六角レンチなどで回して反りを調整できます。
ただし、調整しすぎるとネックを壊す危険があるため、初心者の方は楽器店に相談するのがおすすめです。
湿度管理も大切です。ケースに湿度調整剤を入れたり、極端な高温多湿を避けることでネックの寿命が延びます。
梅雨時や冬の暖房で乾燥しすぎる時期は特に注意しましょう。
また、木材は気温の急激な変化にも敏感です。エアコンの効いた室内から急に持ち出すと、ネックに負担がかかる可能性もあります。
生き物だと思って、慣らしながら移動させることが大切です。
まとめ
エレキギターの弾きやすさを決める最大の要素はネックです。形、長さ、材質、状態のすべてがあなたの演奏に影響を与えます。
そして、状態が良いままに保つコツは、頻繁に演奏すること。使わないものはどんどん劣化してしまいます。
あなたのギターを長持ちさせるためにも、練習に励みましょう!
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