音が出ないならジャックをチェック!エレキギターのパーツについて②
公開日:2025.09.20 更新日:2026.01.08バンド楽器楽器のお手入れ音楽のマナビ
エレキギターの音が突然出なくなると、戸惑いますよね。その原因は弦でもアンプでもなく、「ジャック」だった。そんな事例が、結構あるんです。
ジャックは、シールドケーブルを挿してギターの音を外に送り出す大事な出口です。地味なパーツですが、ここが不調になるとあなたのギターライフは一瞬で無音に。
今回は、ジャックの種類や仕組み、音が出ないときのチェック方法、断線を防ぐコツまで、しっかり解説します。
「エレキギターのパーツについて」記事一覧はこちら!
- ピックアップとは〇〇だ!
- 音が出ないならジャックをチェック!
- ギターの弾きやすさはネックが9割。
- ブリッジとサドルが、チューニングの精度を決める。
- ボディで音は変わるのか⁈
- トーンとボリュームで作るサウンド。
- ペグがギターチューニングの要。
目次
ジャックの種類:前面派と側面派
ギターのジャックは、大きく分けると2つのスタイルがあります。
前面タイプ①(ストラトキャスター系)

ストラトキャスターに代表される、ボディ表面に埋め込まれたタイプ。
金属プレートのカーブに沿って斜めに取り付けられており、見た目もスタイリッシュ。
シールドケーブルが前に飛び出す形になるため、ライブではケーブルをストラップに回して引っ掛ける「ストラップ裏回し」テクニックが有効です。
前面タイプ②(ジャズマスター系)

ジャズマスターやジャガーなど、オフセット系のギターに多いのがこのタイプ。
ストラトと同じく前面にジャックが付いていますが、こちらはボディに対して垂直なのが特徴。
ケーブルが真横に出るので、座って弾いてもケーブルが邪魔になりにくいです。
ただし、腕を大きく振るフォームで演奏する方は、手がシールド当たってしまうかもしれません。
見た目の個性も強く、「あ、ジャズマスターだ!」と一目でわかるポイント。
ヴィンテージ感があって、オルタナティブやインディーロック系ギタリストの所有欲をくすぐります。
側面タイプ(レスポール系)

レスポールやテレキャスターに多い、ボディの側面にあるタイプ。
自然にケーブルが垂れるので足に引っかかりにくく、見た目もすっきり。
ただし、座って弾くときはケーブルが膝に当たることがあるので注意が必要です。
どのタイプも一長一短ですが、取り回しのしやすさとデザインで好みが分かれます。
ジャックの仕組み:どうやって音が伝わる?
ジャックは単純なパーツに見えて、意外と重要な役割を担っています。
内部は金属製の端子が二本あり、シールドケーブルの「先端(Tip)」と「根元(Sleeve)」をそれぞれ接触させることで回路を完成させます。
これにより、ピックアップで拾った弦の振動が電気信号として外部へ送られるわけです。
つまりジャックは「エレキギターの音の出口」。
ここがしっかり接触していないと、どれだけ高級なギターやアンプを使っても音は出ません。
音が出ないときはジャックを疑え!
ギターの音が出ないとき、まず疑うべきは「ケーブル」「アンプ」ですが、次に確認したいのがジャックです。
よくあるトラブル
- 接触不良:ジャック内部の端子が緩んだり劣化したりして、ケーブル先端としっかり接触していない。
- 断線:ジャックと配線をつなぐハンダが切れている、もしくは線が物理的に切れている。
- ナットの緩み:ジャックを固定するナットが緩んでグラグラしている状態。
どれも放置するとさらに悪化します。特にナットの緩みは早めに対処しましょう。
断線を防ぐ!ジャックの取り扱い注意ポイント
ジャックのトラブルは日々の扱いでかなり防げます。
ナットは正しい方法で締める
ジャックがグラグラしてきたら、ただ表面から締めるだけでは危険。
内部の配線がねじれて断線するリスクがあります。
必ずピックガードやジャックプレートを外して、ジャック本体を抑えた状態でナットを締めるのが正解です。
ケーブルの抜き差しはまっすぐ
シールドを抜くときに斜め方向に引っ張ると端子が広がって接触不良の原因に。
「カチッ」と入る、または「スッ」と抜ける感触を確かめながら真っ直ぐ操作しましょう。
ケーブルを固定する
ライブや練習ではケーブルをストラップに一回通しておくと、踏んでもジャックに負荷がかかりません。
これだけで断線リスクはかなり減ります。
まとめ:ジャックを制する者はギターを制す
ジャックは地味ですが、ギターの「音の出口」。
接触不良や断線を防ぐため、ナットの緩みチェックや正しいケーブルの扱いを習慣にしましょう。
音が出ないときは、まず落ち着いてジャックをチェック。案外それだけで解決することも多いです。
ギターは弾くだけでなく、こうしたメンテナンス知識があるともっと愛着が湧きます。
次の練習の前に、ぜひあなたのジャックもチェックしてみてくださいね。
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