初心者でも安心!アコースティックギターの選び方完全ガイド
公開日:2025.08.19 更新日:2026.03.24バンド楽器音楽を始めよう♪上達のコツ
「これからギターを始めてみたい!」そう思ったときに、誰もが最初にぶつかる壁が「ギター選び」です。楽器店に足を踏み入れると、壁一面に並んだキラキラしたギターたち。どれも素敵に見えますが、値段も形もバラバラで、「一体何が違うの?」と途方に暮れてしまう方も少なくありません。
アコースティックギターは、一生の趣味になり得る素晴らしいパートナーです。しかし、自分に合わないギターを選んでしまうと、練習が苦痛になり、せっかくのやる気が削がれてしまうこともあります。
この記事では、ギターに詳しくない初心者の方でも、自分にぴったりの一台に出会えるよう、選び方のポイントを徹底的に噛み砕いて解説します。これを読めば、もう楽器店で迷うことはありません。
目次
アコースティックギターとは?初心者向けに簡単解説
まず、アコースティックギター(通称アコギ)とは何か、という基本からお話ししましょう。アコギの最大の特徴は、アンプを使わなくても、木製のボディだけで豊かな音が出るという点です。
ギターの弦を弾くと、その振動がブリッジ(弦の根元を支えるパーツ)を通じてボディ全体に伝わります。ボディの内部は空洞になっており、そこで音が共鳴して増幅され、あの心地よい「ジャカジャーン」という音が響くのです。
アンプやケーブルを繋ぐ必要がないため、思い立ったときにケースから取り出してすぐに弾けるのが最大の魅力。リビングでも、キャンプ場でも、場所を選ばずに音楽を楽しめる。そんな自由さが、多くの人を惹きつけてやみません。
アコースティックギターとエレキギターの違い
よく「アコギとエレキ、どっちがいいの?」という質問をいただきます。この2つは、例えるなら「自転車」と「バイク」くらい違います。


アコースティックギター:
・音が大きく、一台で完結する。
・弦が少し太めで、最初は指が痛くなりやすい(でも、それが上達の証!)。
・木そのものの温かみのある音がする。
エレキギター:
・生音はとても小さく、スピーカー(アンプ)に繋がないと本来の音が出ない。
・弦が細くて柔らかいので、押さえる力があまりいらない。
・エフェクターという機械を使って、音を歪ませたり不思議な響きに変えたりできる。
「弾き語りをしたい」「木の響きを楽しみたい」なら迷わずアコギを選びましょう。逆に「バンドで派手なソロを弾きたい」ならエレキが向いています。
初心者はどんなアコースティックギターを選べばいい?
いよいよ本題の「選び方」です。結論から言うと、初心者が最初に手にするギターは、「自分が無理なく抱えられるサイズで、見た目が最高に気に入ったもの」を選ぶのが正解です。
「最初から高いものを買ったほうがいい」という意見もあれば、「安物で十分」という意見もあります。しかし、一番大切なのは「毎日手に取りたくなるかどうか」です。どんなにいい音がしても、大きすぎて抱えにくかったり、色が嫌いだったりすると、次第に触らなくなってしまいます。
初心者向けモデルで十分な理由
最近の「初心者セット」やエントリーモデルは、非常に品質が上がっています。数十万円するビンテージギターには及びませんが、練習に必要な音質や耐久性は十分に備えています。
最初から高級なギターを買ってしまうと、「傷をつけたらどうしよう」とビクビクしてしまい、思い切った練習ができないこともあります。まずは3〜5万円程度の、作りがしっかりした初心者向けモデルから始めて、自分の好みの音(もっとキラキラした音が好き、もっと低音が響くのがいい等)が分かってきた頃に、二本目として一生モノを探すのが賢明なステップです。
アコースティックギターの種類と特徴
アコギには大きく分けて2つの代表的な形があります。これを覚えておくだけで、自分に合うギターがぐっと絞り込めます。
1. ドレッドノート・タイプ
ボディが大きく、厚みがあります。音量が大きく、低音がドシッと響くのが特徴です。「ジャカジャカ」と力強くストロークして弾き語りをしたい人に向いています。ただし、小柄な方や女性には少し大きく感じられるかもしれません。

2. フォーク・タイプ(オーディトリアム・タイプ)
ドレッドノートよりも一回り小さく、ボディのくびれが深い形です。膝の上に置いたときに安定しやすく、抱え心地が抜群。繊細でクリアな音が出るため、指で弦を弾く「ソロギター」や、繊細な伴奏に向いています。

ミニギターやカッタウェイの違い
最近人気なのが、さらに一回り小さい「ミニギター」です。手が小さいお子様や、旅先で弾きたい人に最適ですが、音量は小さめで、チューニングが少し不安定になりやすいという面もあります。
また、ボディの肩の部分が削られたような形の「カッタウェイ」モデルもあります。これは、高い音のフレット(指で押さえるところ)に手が届きやすくするためのデザインです。テクニカルな演奏に挑戦したいなら、このタイプも選択肢に入ります。

スチール弦とナイロン弦の違い
これも非常に重要です。実は、アコギには「鉄の弦」を張るものと「ナイロンの弦」を張るものの2種類があります。
- スチール弦(フォークギター): 一般的なアコギ。キラキラした金属的な音で、ポップスやロックによく使われます。
- ナイロン弦(クラシックギター/ガットギター): ポーンと柔らかく丸い音。クラシック音楽やボサノバに使われます。弦が柔らかいので指は痛くなりにくいですが、ネック(持ち手)が太いものが多いです。
J-POPや洋楽をコピーしたいなら、まずは「スチール弦」のアコギを選びましょう。
失敗しないアコギの選び方ポイント
スペック表だけでは分からない、選び方の真髄をお伝えします。
見た目(デザイン)で選ぶのも重要
「そんな不純な動機でいいの?」と思われるかもしれませんが、これ、実は一番大事なことなんです。
ギターの練習は、最初は指が痛くなったり、コードが押さえられなかったりと、地道な作業の連続です。そんなとき、「ああ、自分のギター、かっこいいな…」「この色、本当に好きだな」と思えることが、最大のモチベーションになります。ケースに入っている状態でも、チラッと見えたときに「弾いてあげたい」と思える一台を選んでください。
抱えやすさ・弾きやすさをチェックする
楽器店に行ったら、ぜひ椅子に座ってギターを抱えてみてください。弾かなくてもいいんです。
- 脇の下が痛くないか
- 左手でネックを握ったときに、太すぎると感じないか
- 重すぎないか
これらの「違和感」は、練習時間が長くなるほど大きなストレスになります。自分にとって「しっくりくる」サイズ感を体感することが、失敗しないコツです。
初心者におすすめの価格帯と選び方
「いくら出せばまともなギターが買えるの?」という疑問にお答えします。
1万円〜3万円帯の特徴
いわゆる超エントリークラスです。とりあえずギターを触ってみたい、という方には嬉しい価格ですが、注意も必要です。
この価格帯はボディが「合板(ベニヤのような重ねた木)」でできていることが多く、音の深みは控えめです。また、出荷時の調整が甘く、弦が高くて押さえにくい個体が混ざっていることもあります。購入する場合は、信頼できる楽器店でしっかり検品されたものを選ぶか、経験者に同行してもらうのが安心です。
3万円〜5万円帯の違い
私が初心者に一番おすすめしたいのが、この価格帯です。このあたりから、ボディの表面の板が「単板(一枚の木)」で作られたモデルが登場します。
単板のギターは音が良く響くだけでなく、弾き込むほどに木が振動に慣れて、音が「育つ」という楽しみがあります。また、ペグ(糸巻き)などのパーツも丈夫になり、チューニングが狂いにくくなるため、ストレスなく練習に集中できます。
購入前にチェックしたいポイント
いざ購入!というとき、最後にここだけは見ておきましょう。

試奏できる場合のチェック方法
店員さんに「試奏してもいいですか?」と言うのは勇気がいりますよね。「まだ何も弾けないのに…」と思う必要はありません。店員さんに頼んで、目の前で弾いてもらいましょう。
自分で抱えたときは「フィット感」をチェックし、店員さんに弾いてもらったときは「離れた場所で聴く音の好み」をチェックしてください。キラキラした音、落ち着いた音…あなたの心に響くのはどちらでしょうか?
ネット購入時の注意点
近くに楽器店がない場合、ネット通販も便利です。最近は動画で音を確認できるサイトも増えています。
ポイントは、「アフターサービスがしっかりしている店か」です。ギターは木材なので、湿度や温度で状態が変わります。購入後に「弦が高すぎる」「変な音がする」といったトラブルに、送料無料で対応してくれるような専門店から買うようにしましょう。
独学と教室、どちらが上達しやすい?
ギターを手に入れた後、どう練習していくかも大きな悩みどころです。
独学のメリット・デメリット
今はYouTubeにたくさんの解説動画があるので、独学でも始めやすい環境です。
- メリット: お金がかからない、好きな時間に自分のペースでできる。
- デメリット: 自分の間違いに気づきにくい、変なクセがついて指が痛くなる、モチベーションが続かない。
特に「Fのコードが押さえられない」という最初の難関で、誰にも相談できずにギターを置いてしまう方は非常に多いです。
教室に通うメリット
プロに教わる最大のメリットは、「上達の最短距離を走れる」ことです。
「なぜ音が鳴らないのか」を即座に指摘してもらえるため、無駄に指を痛めることもありません。また、先生や音楽仲間との交流が、独学にはない刺激と楽しさを生んでくれます。
初心者こそ体験レッスンがおすすめな理由
「まだギターも持っていないのにレッスンなんて…」と思っていませんか?実は、逆なんです。

挫折しにくくなる理由
最初の1ヶ月で「一曲のワンフレーズ」でも弾けるようになると、ギターの楽しさは爆発的に増えます。体験レッスンでは、その「最初の一歩」を丁寧にサポートしてもらえるため、挫折のリスクを劇的に下げることができます。
正しいフォームを最初に学べる
変なクセがついてから直すのは大変です。最初から「楽に弾ける正しい姿勢」を身につけておくことは、将来的に難しい曲に挑戦するときの大きな財産になります。
クラブナージ音楽教室で、あなたにぴったりのギターを
「ギターを始めたいけれど、やっぱり不安…」という方は、ぜひ一度クラブナージ音楽教室を覗いてみてください。
当教室では、経験豊富な講師陣が一人ひとりの「弾きたい!」という気持ちに寄り添ったレッスンを行っています。楽器をお持ちでない方には、選び方のアドバイスはもちろん、レッスン時の楽器レンタルも可能です。
特にアコースティックギターは、指の形や姿勢一つで音が見違えるほど変わる楽器。その変化を目の当たりにする喜びを、ぜひ体験していただきたいです。
まとめ|自分に合ったギターを選んで楽しく始めよう
ギター選びに「絶対の正解」はありません。あなたが抱えてみて、弾いてみて(あるいは聴いてみて)、「いいな」と感じたその感覚を一番大切にしてください。
お気に入りの一台を手に入れた瞬間、あなたの生活には音楽という新しい彩りが加わります。雨の日も、晴れの日も、あなたの隣に寄り添ってくれるギター。そんな素敵なパートナーとの出会いを、心から応援しています。
もし、一歩踏み出すのが心細いときは、いつでも私たちにご相談ください。音楽のある人生を、一緒に楽しみましょう!
