初心者でもできる!音の強弱やアーティキュレーションの基本
公開日:2025.08.15 更新日:2025.08.07上達のコツ音楽のマナビ
目次
■ 演奏に“表情”を与える魔法、それが「音の強弱」と「アーティキュレーション」
楽器を始めたばかりの方が最初にぶつかるのが、「譜面は読めるようになってきたけど、なんだか音が単調……」という悩みではないでしょうか?
じつはその原因、多くは「音の強弱(ダイナミクス)」や「アーティキュレーション(音のつなぎ方や切り方)」が意識されていないことにあります。
楽譜には、実は“表情記号”ともいえるこれらの記号がたくさん書かれており、それを読み取って音に乗せることで、演奏はまるで生き物のように変化します。
今回は、初心者でもすぐに実践できる音の強弱とアーティキュレーションの基本をご紹介します。
■ 「音の強弱(ダイナミクス)」とは?~小さな声と大きな声を使い分ける~
ダイナミクス(Dynamics)とは、音の大きさの変化を表す記号のことです。
譜面上に以下のような記号で表されます:
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pp(ピアニッシモ):とても弱く
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p(ピアノ):弱く
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mp(メゾピアノ):やや弱く
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mf(メゾフォルテ):やや強く
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f(フォルテ):強く
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ff(フォルティッシモ):とても強く
また、<(クレッシェンド)はだんだん強く、>(デクレッシェンドまたはディミヌエンド)はだんだん弱く、を意味します。
演奏に抑揚をつけることで、聞き手の感情に直接働きかける表現が可能になります。
★練習ポイント
・いきなり「ff」を目指すのではなく、「p」から始めて幅を広げていく
・呼吸を意識しながら自然な音量の変化を感じること
・フレーズの始まりと終わりを対比的に演奏する癖をつける
■ 「アーティキュレーション」とは?~音を“話すように”演奏する~
アーティキュレーション(Articulation)とは、音と音のつなぎ方、切り方、弾き方に関する表現技法のことです。いわば「音楽の発音」です。
よく使われる記号は以下の通り:
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スラー(滑らかに):音を切らずになめらかに演奏
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スタッカート(短く切る):音を軽く短く演奏
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アクセント(>):その音を強調
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テヌート(―):音を十分に伸ばす
★練習ポイント
・スラーは「息を一続きに吐く」ようなイメージで滑らかに
・スタッカートは「軽くはじく」「手をすぐ離す」動作を意識
・アクセントは単に強く弾くだけでなく、「音の立ち上がり」を意識
・テヌートは「その音を少しだけ長めに保持」する気持ちで
どれも“ほんの少し”の工夫ですが、それだけでメロディは驚くほど歌心にあふれます。
■ 練習に取り入れる具体的な方法
ダイナミクスやアーティキュレーションは、いきなりすべて完璧にする必要はありません。以下のような段階的な練習をおすすめします:
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まずは意識することから
→ 譜面上の強弱・記号に蛍光ペンを引くなど、視覚的に捉える -
1フレーズだけに絞る
→ 強弱やアーティキュレーションの変化を集中して練習する -
録音して確認する
→ 自分の演奏が意図どおりになっているか、耳で客観的に聴く -
先生にチェックしてもらう
→ 自己流になりがちな部分を専門家のアドバイスで修正
とくにクラシック音楽では、表現の指示が詳細に書き込まれており、それを読み取る力=“読譜力”が重要です。
■ 感情を音に乗せる、最初の一歩を
音楽は、ただ正しい音を並べるだけでは人の心を動かすことはできません。
小さなニュアンスの積み重ねが、聞く人の胸を打つ演奏につながります。
「まだ初心者だから」と遠慮せず、一音一音に気持ちを込めてみましょう。
まずは「pとfの違いってどんな感じ?」「スタッカートってどうやるの?」そんな疑問を持つことが、あなたの表現力の第一歩になります。
■ クラブナージ音楽教室で、音に感情をのせるレッスンを
クラブナージ音楽教室では、楽譜の読み方だけでなく、「どう弾いたらより伝わるか?」という表現のレッスンにも力を入れています。
ピアノ、バイオリン、フルート、ギター、ドラムなど、どの楽器でも音の表情は非常に大切。
初心者の方でも、丁寧にステップアップできるカリキュラムで、演奏の中に“自分らしさ”を表現する力を育てていきます。
まずは体験レッスンで、音が変わる感覚をぜひ味わってみてください。
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