移調楽器同士でアンサンブルを楽しむコツとポイント 〜楽譜を合わせるだけじゃない、耳と心を使う合奏術〜
公開日:2025.08.13 更新日:2025.09.24クラシック楽器音楽を始めよう♪音楽のマナビ
アンサンブルの楽しさは、異なる楽器が調和しながら一つの音楽をつくり上げることにあります。
しかし、そこにはひとつの大きな壁が立ちはだかります。
それが「移調楽器」の存在です。
たとえばクラリネット(B♭管)やホルン(F管)、アルトサックス(E♭管)など、
実音(出ている音)と譜面上の音が異なる楽器は、同じ譜面ではそのまま一緒に演奏できません。
この記事では、
移調楽器同士でアンサンブルを組む際に押さえておくべき基本知識と実践的な工夫を
初心者向けにわかりやすく解説します!
目次
◆そもそも「移調楽器」ってなに?
「ド」と書いてある音符を吹いたとき、
実際に鳴る音(実音)も「ド」になるのが C管(ピアノ、ヴァイオリンなど)。
一方、譜面上の「ド」を吹いて「シ♭(B♭)」が鳴るのが B♭管(クラリネット、トランペットなど)。
このように、楽譜と実音のキーがずれている楽器を「移調楽器」といいます。
移調楽器の一例:
| 楽器名 | 管の種類 | 実音との差 |
|---|---|---|
| トランペット | B♭管 | -全音(長2度) |
| ホルン | F管 | -完全5度 |
| アルトサックス | E♭管 | +長6度 |
| テナーサックス | B♭管 | -長9度(1オクターブ+長2度) |
| クラリネット | B♭管 | -長2度 |
◆アンサンブル時に起こる問題
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譜面をそのまま共有できない
C管とB♭管が同じ楽譜を吹くと、調和が崩れてしまいます。 -
移調譜の準備が必要
同じ楽曲でも、楽器ごとに「移調した楽譜」を用意しなければなりません。 -
コード読みや即興時の混乱
ジャズやポップスではコード進行を共有することが多く、実音とのズレが混乱を招きます。
◆解決策①:楽譜は必ず移調されたものを使う
もっとも基本的かつ重要なポイントです。
「C譜」ではなく、楽器に合わせた「B♭譜」「E♭譜」「F譜」などを使用すること。
多くのアンサンブル譜や吹奏楽譜は、はじめからパートごとに移調されているので安心ですが、
YouTubeや個人の譜面サイトなどでは、C譜のみの場合も多いため注意が必要です。
自分で移調できる力をつけておくと便利!
クラブナージ音楽教室では、移調のコツも教えています。
◆解決策②:移調譜がない場合は「トランスポーズ機能」を活用
最近では、スマホアプリや楽譜ソフト(Dorico、MuseScoreなど)を使って簡単に移調譜が作れます。
また、電子ピアノやデジタル管楽器には「トランスポーズ」機能がついており、
実音で合わせながら演奏できる機能もあります。
これは初心者には特にありがたい機能で、
「音の高さの関係性」を耳で理解する第一歩になります。
◆解決策③:合奏の中で「耳」を鍛える
移調の知識だけでなく、他のパートをよく聴く耳の力が重要です。
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「今、自分の音は合っているのか?」
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「ベースと噛み合っているか?」
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「ハーモニーの中で自分の役割は?」
これらを感じ取るには、楽譜の音名ではなく“響き”に意識を向けることが効果的です。
耳コピ力や即興力をつけると、移調問題にとらわれず
感覚で調和するアンサンブルができるようになります。
◆クラブナージ音楽教室なら安心してアンサンブルを楽しめる!
名古屋市にあるクラブナージ音楽教室では、
移調楽器のレッスンだけでなく、アンサンブルレッスンも開講しています。
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