サックスだけでこんなに厚い!? ~サックスラージアンサンブルの魅力に迫る~
公開日:2025.07.19 更新日:2025.09.24クラシック楽器音楽を始めよう♪音楽のマナビ
クラシック、ジャズ、吹奏楽、ポップスなど多彩なジャンルで活躍するサックス。
そんなサックスだけを使って構成されたアンサンブルがあることをご存知でしょうか?
それが「サックスラージアンサンブル」。
ソプラノ、アルト、テナー、バリトンなど多様なサックスが30人以上集まるこの編成は、管弦楽にも負けない“音の圧力”と“柔らかさ”を兼ね備えています。
この記事では、サックスラージアンサンブルの魅力、他楽器とのアンサンブルとの違い、演奏するうえでの楽しみや難しさを徹底解説します。
目次
1. サックスラージアンサンブルとは?
サックスラージアンサンブルとは、サックスだけで構成された大規模アンサンブルのこと。
一般的には以下のようなパートが含まれます。
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ソプラノサックス(Soprano Sax):主旋律、トリル、旋回する高音域
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アルトサックス(Alto Sax):中核を担う旋律・ハーモニー担当
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テナーサックス(Tenor Sax):中低域の厚みと色彩を支える
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バリトンサックス(Baritone Sax):低音の基礎、ベースラインを構築
人数構成は10~40人規模が多く、大人数で音の壁を作る編成が魅力のひとつです。
2. なぜ“サックスだけ”でこんなに厚みが出せるのか?
✔ サックス特有の音色の幅
サックスは木管楽器の中でも特に音色の変化幅が広い楽器です。
同じアルトサックスでも、奏者によってクラシカルにもジャジーにも変化し、アンサンブル内での表現力が極めて高くなります。
✔ 音域のバランスが美しい
ソプラノ~バリトンまでカバーすれば、ピアノの音域に匹敵する広さを持つのがサックスアンサンブルの魅力。
低音部も豊かに鳴るため、弦楽四重奏や金管五重奏に比べても音の“重さ”があるのです。
✔ 同系統楽器による“音のブレンド”
弦楽四重奏のように、音色が似ているが微妙に異なる楽器同士が重なることで、
「バラけすぎない」「濁らない」美しいサウンドが生まれます。
これが、サックスアンサンブル特有の“まとまりながら分離する”魔法のような響きにつながっているのです。
3. 他楽器を含むアンサンブルとの違いとは?
多楽器アンサンブルの特徴
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音色のコントラスト(例:弦と管の対比、ピアノの打鍵など)
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パート間の明確な役割分担
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管弦楽に近いダイナミクスとテクスチャの多様性
一方で…
サックスラージアンサンブルの特徴
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音色の統一感が高く、ブレンドが自然
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ダイナミクスの変化が滑らか
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和声が“包み込むように響く”ため、空間的・没入的な音響
どちらにも良さはありますが、「サックスだけでここまでできるのか!」という感動を体験できるのがラージアンサンブルの大きな魅力です。
4. レパートリーの広がりと新しい挑戦
サックスアンサンブルのために書かれたオリジナル曲や、クラシック・ジャズ・映画音楽のアレンジなど、
ラージアンサンブルのレパートリーは年々増加中です。
たとえば:
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Jean-Baptiste Singelée:サクソフォーン四重奏の祖
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Jean Françaix:ユーモアとウィットに富んだ名作
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アニメ・ゲーム音楽の豪華アレンジ(例:ジブリメドレー、ファイナルファンタジーのテーマなど)
特に“音の重なり”が鍵となるアレンジ曲では、サックスの持つまろやかで太い音色が非常に映えるのです。
5. 演奏する楽しさと課題
✅ 自分の音が“壁の一部”になる喜び
ラージアンサンブルでは、自分の出す音が全体のサウンドの一部分として溶け込みます。
これはソロ演奏や吹奏楽とはまったく違う、心地よい一体感です。
✅ 音程とリズムの精密さが求められる
音色が似ている分、音程のズレやタイミングの甘さが目立つため、
耳を研ぎ澄ませる必要があります。逆に言えば、耳が鍛えられる最高の練習場とも言えるでしょう。
6. クラブナージ音楽教室のアンサンブルレッスンで、サックスの厚みを体験!
クラブナージ音楽教室では、年2回の発表会に合わせて、サックスを含むアンサンブルレッスンを不定期で開講しています。
ソプラノ~バリトンまで対応!多彩な編成が可能
サックスだけでのラージアンサンブル演奏にもチャレンジ!
吹奏楽経験者やクラシック出身者も歓迎!耳とアンサンブル力が磨けます
「サックスだけでここまでの世界が作れるとは…」と感動する瞬間を、ぜひ一緒に味わいましょう!
