琴のお手入れ方法|毎日のケアで音色と美しさを保つ秘訣
公開日:2025.07.10 更新日:2025.09.24和楽器・民族楽器音楽を始めよう♪楽器のお手入れ音楽のマナビ
目次
はじめに|琴は「音と姿の美しさ」が命
琴(こと)は日本の伝統楽器の中でも、とくに見た目の美しさと澄んだ音色が特徴の繊細な楽器です。ですがその反面、湿気や乾燥、ホコリ、日焼けといった外的要因に弱く、適切なお手入れを怠ると見た目だけでなく音にも悪影響が出てしまいます。
この記事では、琴を長く美しく使い続けるためのお手入れ方法や保管のコツ、必要な道具を、初心者の方にも分かりやすくまとめています。
琴の構造と素材を知ろう
お手入れの前に、まず琴の基本構造を理解しておきましょう。
| 部位名 | 役割・特徴 |
|---|---|
| 本体(胴) | 桐材が多く、木目と塗りが美しい。音の響きに直結 |
| 糸(弦) | 13本が主流。ナイロンや絹素材。張力があり繊細 |
| 駒(ことじ) | 各弦の高さを支えるパーツで、調律にも関わる |
| 爪 | 指にはめて弾く道具。演奏後の油分が残ると弦に影響 |
琴のお手入れ方法|毎日のケアが音を育てる
1. 毎日の拭き掃除は基本
演奏が終わったら、必ず柔らかいクロスや羽はたきで本体全体を乾拭きしましょう。
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糸の間にたまったホコリも忘れずに
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駒(ことじ)は取り外してから拭くと丁寧
✔ おすすめは、シルクやマイクロファイバーのクロス。硬い布は傷の原因に。
2. 糸(弦)のケア
糸は演奏中の汗や爪の油がつきやすく、音がこもる原因になります。
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爪に付着した皮脂はこまめに拭いてから演奏
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糸に汚れを感じたら柔らかい布で軽く弾いて拭く
✔ 糸の寿命は使い方にもよりますが、半年~1年に一度の張替えがおすすめです。
3. 駒(ことじ)の管理
駒は繊細で割れやすいため、演奏後は取り外し、専用の袋や箱に入れて保管しましょう。
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高温・多湿な場所では変形のリスクがある
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移動中にぶつけて割れないよう、クッション材付きのケース推奨
4. 爪(つめ)の手入れ
演奏後は必ず爪の裏側と表面を拭き、皮脂や汗を落としてください。爪に残った汚れが糸に移ると、摩擦や糸鳴りの原因になります。
琴の保管方法|環境で寿命が決まる
琴は桐などの天然木で作られており、湿度と温度の影響を受けやすいです。
| 保管ポイント | 内容 |
|---|---|
| 湿度40〜60%を維持 | 乾燥も湿気も厳禁。除湿器・加湿器で調整を |
| ケースに収納 | 衝撃・埃・日光から守るため、布やハードケースに |
| 直射日光NG | 木材・糸・装飾の色あせ防止のため、陰に保管 |
| 長期保管時は風通しを | 湿気がこもらないよう、月1回は風に当てる |
季節ごとの注意点
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梅雨時期:乾燥剤をケース内に(ただし入れすぎ注意)
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冬の暖房:温風を直接当てない
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夏場:直射日光と高温を避ける
✔ 琴は「生きている木」。季節と対話するつもりでお世話しましょう。
お手入れに役立つおすすめアイテム
| アイテム | 用途 |
|---|---|
| 羽はたき | ホコリ取り。糸の間にも使える |
| シルククロス | 本体や糸の乾拭き用 |
| 乾燥剤 | 湿気対策(ケース内に) |
| 爪ケース・駒袋 | 繊細なパーツの保護 |
| ハードケース | 移動・保管時の保護用 |
❓ よくある質問(Q&A)
Q. 糸に白い粉のようなものがついたのですが?
→ 糸が摩耗して劣化しているサイン。交換を検討しましょう。
Q. 演奏後に音がズレてきます…
→ 駒の位置がズレているか、湿気で糸のテンションが変化した可能性があります。
Q. 家に湿度計がないのですが?
→ 1,000円前後で購入できるので、ぜひ常備をおすすめします。
日々のお手入れが美しい音を育てる
琴のお手入れは、決して難しいものではありません。しかし、演奏後のひと手間が、美しい音色と長持ちに直結します。大切な楽器だからこそ、毎日のケアを習慣にしていきましょう。
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