アコースティックギターのお手入れ方法|長く美しい音を保つメンテナンス完全ガイド
公開日:2025.07.01 更新日:2025.09.24バンド楽器音楽を始めよう♪楽器のお手入れ音楽のマナビ
目次
はじめに|ギターは「弾く」だけでなく「育てる」楽器
アコースティックギターは木材でできた非常にデリケートな楽器です。湿度・温度・汚れの影響を受けやすく、正しいお手入れが音色と寿命を守るカギとなります。
この記事では、アコースティックギター初心者の方に向けて、日々のお手入れ方法から定期的なメンテナンス、エレキギターとの違いまでわかりやすく解説します。
アコースティックギターのお手入れ基本(毎日~週1)
① 弦の拭き取り
演奏後は、弦に付着した汗や皮脂をクロスで拭き取ることが重要です。汚れを放置すると弦がサビて音が鈍くなります。
✔ 専用の弦用クロスや弦潤滑剤を使うと滑りも良くなり、指が疲れにくくなります。
② 指板のケア
弦の間から見える指板は、汗とホコリがたまりやすい場所。柔らかいクロスで軽く拭く習慣をつけましょう。
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ローズウッドやエボニーなど無塗装材には、年1~2回オイルを塗布
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メイプル指板(塗装あり)は乾拭きで十分
✔ 指板オイルは塗りすぎないようにし、必ず拭き取り仕上げを。
③ ボディの拭き掃除
木製のボディはラッカーやポリウレタン塗装がされており、指紋や汗で曇ったり、変色したりすることがあります。
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毎回の演奏後に乾拭きが基本
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ポリッシュ剤を使う場合は、塗装に合ったものを選ぶ
✔ 艶消し仕上げのギターには、専用のポリッシュを使いましょう(光沢タイプはNG)
④ サウンドホール周辺のホコリ取り
ピックのかすやホコリがサウンドホール内にたまりやすいため、柔らかいブラシや小型のブロワーで除去しましょう。
定期的に行うお手入れ(月1〜数か月に1回)
① 弦の交換
アコギの弦は、消耗品です。練習頻度に応じて1〜2か月に1回の交換が理想です。
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錆び・音のこもり・チューニングが合いにくいと感じたら交換のサイン
② ペグ・ブリッジの確認
ペグ(弦を巻く部分)やブリッジ(弦を支える部分)に緩みがないか、ネジの緩みやひび割れをチェックしておきましょう。
③ ネック反りのチェック
ネックが反っていると、弦高が高くなって弾きづらくなったり、音がビビったりします。弦高が極端に変わったと感じたら、楽器店で相談を。
保管方法と環境にも注意
アコースティックギターは木製のため、湿度・温度の変化に非常に敏感です。
| 環境条件 | 理想状態 | 注意点 |
|---|---|---|
| 湿度 | 45〜60% | 湿気すぎるとブリッジ浮き・乾燥しすぎるとヒビ割れ |
| 温度 | 15〜25℃ | 急激な温度変化は塗装ひび割れやネックの反りを引き起こす |
| 収納方法 | ハードケース or スタンド使用 | 直射日光・暖房器具の近くを避ける |
✔ 特に冬の暖房時期は、乾燥剤と加湿器を併用して湿度管理を!
エレキギターとのお手入れの違いとは?
木材の影響が大きいのはアコギ
アコースティックギターは木の振動そのものが音になる楽器なので、湿度・乾燥の影響を強く受けます。対して、エレキギターはピックアップで電気的に音を拾うため、多少の湿度変化には比較的強いです。
弦の構造が異なる
アコギの弦はブロンズ系やコーティング弦が多く、錆びやすいです。エレキ用のニッケル弦とは異なる性質のため、お手入れ頻度も多めが理想です。
ボディの掃除方法
エレキギターは塗装が硬く、研磨剤入りクロスも使用可能なことが多いですが、アコギはラッカー塗装など柔らかい仕上げが多いため、乾拭きが基本です。
おすすめのお手入れアイテム
| アイテム名 | 用途 |
|---|---|
| 弦用クロス | 弦表面の皮脂・汗を除去 |
| 指板クリーナー&オイル | 指板の汚れ・乾燥対策 |
| ボディ用ポリッシュ | 光沢仕上げに最適(塗装に合ったものを選ぶ) |
| サウンドホール用ブラシ | 内部のホコリ除去 |
| 湿度計+乾燥剤・加湿器 | ケース内の湿度管理に最適 |
ギターとの“対話”が生まれるのはお手入れから
アコースティックギターは、お手入れをすればするほど応えてくれる、まさに“育てる楽器”です。
チューニングの安定、音の立ち上がり、サスティーン、フィーリング…。そのすべてが日々の手入れの積み重ねによって変わります。
「いい音が出た」と感じるその瞬間を、もっと増やすために。ギターとの信頼関係を深めましょう。
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