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モーツァルトのオペラ《魔笛》の“魔笛”って何の笛?

公開日:2025.06.24 更新日:2025.09.24クラシック楽器音楽を始めよう♪音楽のマナビ

モーツァルトのオペラ《魔笛》の“魔笛”って何の笛?

クラシック音楽の中でも特に人気の高いオペラ、モーツァルトの《魔笛》。そのタイトルにもなっている“魔笛”とは、一体どんな笛なのでしょうか?そしてその正体は、私たちが普段見かけるフルートやピッコロと関係があるのでしょうか?

この記事では、《魔笛》で演奏される“魔笛”の正体と、そのルーツとされるパンフルートについて、フルート・ピッコロを学んでいる方にも分かりやすく解説していきます。

 


■“魔笛”ってどんな楽器?

《魔笛》は1791年に作曲されたモーツァルト晩年のオペラで、主人公タミーノが「魔笛」と呼ばれる不思議な笛を授かり、その音色で動物を従えたり、人々を感動させたりする場面が登場します。

この「魔笛」は物語上は神秘的な力を持った道具ですが、実際の舞台上で演奏を担当するのは「フルート」または「パンフルート」のような楽器であると解釈されています。

 


■パンフルートとは?

パンフルート(Pan flute)は、複数の管を並べて束ねた構造を持つ古代の楽器で、ギリシャ神話の牧神パーンにちなんで名付けられました。

それぞれの管は長さが異なり、上端から息を吹きかけることで異なる音程を出す仕組みになっています。現代では中南米のフォルクローレ音楽や、癒し系の音楽でもよく使われています。

パンフルートは素朴で柔らかな音色を持ち、“魔法のような笛”というイメージにはぴったりの楽器といえるでしょう。

 


■実際の《魔笛》で演奏しているのは?

モーツァルトのオペラ《魔笛》で実際に“魔笛”の音を担当しているのは、通常の「オーケストラ・フルート」です。演奏会や劇場では、舞台上の演出用小道具としてパンフルートの模型などが使われる場合もありますが、音として聞こえてくるのはフルート奏者による演奏です。

つまり、“魔笛”という呼び名は象徴的なもので、音楽的にはフルートのための音楽として書かれているのです。

 


■パンフルートとフルートの違い

項目 パンフルート フルート
音の出し方 各管の上端に息を吹きかける 頭部管のエッジに息を当てる
音域 制限されがち(管の数による) 広い(3オクターブ以上)
音色 素朴・柔らか クリア・多彩
構造 複数の管を並べた形 金属製・1本の管状

 

フルートやピッコロを学ぶことで、パンフルートのような自然な響きもコントロールできる表現力が身に付きます。

 


■“魔笛”の名場面と聴きどころ

・タミーノが魔笛を手にする場面(第1幕) ・パパゲーノの笛と“魔笛”の掛け合い ・動物たちが音楽に引き寄せられる演出

これらの場面では、フルートが活躍するソロパートが存在し、まさに“音の力”を象徴するような演出がなされています。

 


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