弦楽器奏者の必需品!松脂の塗り方・頻度・選び方ガイド
公開日:2025.06.21 更新日:2025.09.24クラシック楽器楽器のお手入れ音楽のマナビ
弦楽器を演奏するうえで欠かせない「松脂(まつやに・ロジン)」。
でも「どれくらい塗ればいいの?」「種類が多すぎてわからない…」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、松脂の基本的な塗り方から、選び方のポイント、頻度の目安までを初心者にもわかりやすく解説します。
音の鳴りやすさ、音色の違いに直結する大切な知識を、ぜひ身につけましょう。
目次
松脂ってなに?なぜ必要なの?
松脂は、弓の毛に塗ることで摩擦を生み、弦を振動させる役割を果たします。
無塗布では音が出ません。つまり松脂は、弦楽器にとって音を出すための“接着剤”のような存在なのです。
松脂の正しい塗り方
① 弓の毛は“張って”から塗る
ゆるんだまま塗ると、毛に均等につきません。毛を張った状態で行いましょう。
② 松脂の表面を軽く削っておく
新品の松脂はつるつるしているため、少しだけ表面を傷つけてから使いましょう(やすりやカッターで軽く削る)。
③ 均等に往復させる
毛全体にまんべんなく塗るのがポイント。
・ゆっくり往復させて
・毛先から根元まで
・だいたい5~10往復程度が目安
▶ 塗りすぎると…
・音がギシギシする
・粉が舞って楽器を汚す
▶ 塗らなさすぎると…
・音が出にくい、すべる感触
松脂を塗る頻度は?
演奏時間によって異なりますが、目安は以下の通り:
| 演奏時間の目安 | 松脂を塗る頻度 |
|---|---|
| 毎日30分程度 | 2〜3日に1回 |
| 毎日1時間以上 | 毎日〜1日おき |
| 数日おきに練習 | 毎回少しずつ塗る |
弓の毛の状態や季節(湿度)によっても変わるため、音の鳴り具合や感触で判断することが大切です。
松脂の選び方のポイント
① 色(硬さ)で選ぶ:明るめ or 暗め
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明るめ(淡色):硬め。シャープな音色、乾燥時期におすすめ。
-
暗め(濃色):柔らかめ。まろやかな音色、多湿期に適している。
※一般的にはバイオリン向けが硬め、チェロ向けが柔らかめ。
② 楽器の種類で選ぶ
-
バイオリン用(またはビオラ用)
→ 軽めの粘着力、繊細な響き -
チェロ用
→ 重めで深みのある音、やや粘着力強め
③ 有名ブランド・タイプから選ぶ(初心者おすすめ)
-
Pirastro(ピラストロ):種類豊富。音色の好みによって選べる。
-
Hill(ヒル):英国老舗ブランド。万能タイプで人気。
-
Gustave Bernadel(ベルナーデル):香りがよく、滑らかな塗り心地。
練習のコツ:松脂に頼りすぎない
松脂は音を出すための大切な道具ですが、「塗りすぎて音をごまかす」のはNG。
以下の練習習慣を取り入れると、より安定した演奏につながります:
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音が出づらいときも姿勢・弓圧・スピードを見直す
-
弓の毛先・根元も均等に使う練習をする
-
弾く前に“弓を空振り”して摩擦感覚を確認する
よくある質問(Q&A)
Q:白い粉が出すぎるけど大丈夫?
→ 塗りすぎの可能性があります。クロスで弦や指板をこまめに拭きましょう。
Q:古い松脂は使えないの?
→ 年数が経つとひび割れて劣化します。表面が削れても塗りにくくなったら買い替えを。
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