ウクレレ初心者におすすめの練習曲10選|挫折しない選び方と上達のコツを徹底解説
公開日:2025.05.22 更新日:2026.03.24和楽器・民族楽器音楽を始めよう♪上達のコツ楽曲・アーティスト紹介
目次
ウクレレは初心者でも始めやすい楽器

なぜウクレレがこれほどまでに初心者から愛されているのでしょうか。それには、他の楽器にはない明確な理由がいくつかあります。
まず第一に、弦の数が「4本」と少ないことが挙げられます。例えばギターは6本の弦があり、コードを押さえるだけでも一苦労ですが、ウクレレなら「C(ド)」というコードを弾くのに使うのは薬指一本だけ。この「最初の一歩」のハードルが驚くほど低いのです。
また、弦がナイロン素材でできているため、柔らかくて指が痛くなりにくいのも大きなメリットです。手の小さな女性やお子様でも無理なく構えられるコンパクトなサイズ感、そして何より、どこへでも持ち運べる手軽さが、ウクレレが「一生の友」になりやすい理由と言えるでしょう。
「自分には音楽の才能がないかも……」と心配する必要はありません。ウクレレは、少しのコツさえ掴めば、その日のうちに一曲奏でることだって夢ではない楽器なのです。
ウクレレ初心者が曲を選ぶポイント

最初に選ぶ曲によって、その後の上達スピードやモチベーションは大きく変わります。闇雲に難しい曲に挑戦するのではなく、以下の3つのポイントを意識してみましょう。
1. 知っている曲(口ずさめる曲)を選ぶ
リズムやメロディが頭に入っている曲なら、自分が今正しく弾けているかどうかを耳で判断できます。知らない曲を練習するのは、地図を持たずに見知らぬ土地を歩くようなもの。まずは大好きな曲、耳馴染みのある曲からスタートしましょう。
2. コードの数が少ない曲から始める
初心者のうちは、3つから4つのコードで成立している曲が理想的です。コードチェンジがスムーズにいかないのが最初の壁ですので、まずは少ない手数を完璧にマスターすることで、達成感を味わうことができます。
3. テンポがゆっくりしている曲
速いテンポの曲はかっこいいですが、指が追いつかずにパニックになってしまいがちです。バラードやミドルテンポの曲を選び、余裕を持って指を動かせる状態を作りましょう。
初心者におすすめの曲10選
それでは、ウクレレの楽しさを存分に味わえる厳選の10曲を紹介していきます。それぞれの曲がなぜ初心者に向いているのか、その理由も併せて解説しますね。
Over the Rainbow(虹の彼方に)
おすすめポイント 定番中の定番。ウクレレの音色が最も映える一曲です。
「ウクレレといえばこの曲」と言っても過言ではない名曲です。イズラエル・カマカヴィヴォオレ(IZ)のアレンジが有名ですが、ゆったりとしたハワイアン・レゲエのリズムに乗せて弾くことで、基本的なストロークの練習に最適です。コード進行も素直で、心穏やかに練習できます。
I’m Yours(アイム・ユアーズ)
おすすめポイント 4つのコードをループするだけで弾ける!
ジェイソン・ムラーズの大ヒット曲。この曲の素晴らしいところは、ほとんどの部分が同じコード進行の繰り返しである点です。一つのパターンを覚えれば最後まで弾き通せるため、コードチェンジの自動化(見ないで弾く練習)にぴったりです。
Ripple(リップル)
おすすめポイント フォーク調の優しいアルペジオ練習に。
グレイトフル・デッドの名曲。ゆったりとした時間が流れるような構成で、ストロークだけでなく、一本ずつ弦を弾く「アルペジオ」の導入としても適しています。シンプルなメロディラインがウクレレの素朴な響きを際立たせてくれます。
Wherever You Will Go
おすすめポイント 低音から高音までバランス良く学べる。
ザ・コーリングの楽曲。力強いバラードですが、ウクレレでアレンジすると非常にエモーショナルになります。一定のリズムを刻み続ける練習になり、右手(ストローク)の安定感を養うのに最適な一曲です。
夏の終わり
おすすめポイント 日本の叙情的なメロディを奏でる。
森山直太朗さんの名曲。切ないメロディラインはウクレレの儚い音色と相性抜群です。日本語の歌詞に合わせて一音一音を丁寧に置く練習になります。間を大切にする演奏を学ぶことができるでしょう。
Happy
おすすめポイント アップテンポなリズム感を養う。
ファレル・ウィリアムスの楽曲。少し難易度は上がりますが、裏拍を感じる「カッティング」の練習に最適です。ウクレレをパーカッションのように叩くような軽快なリズムを身につけると、演奏の幅がぐっと広がります。
海の声
おすすめポイント 初心者が最初に完コピを目指すべき一曲。
浦島太郎(桐谷健太)さんのヒット曲。沖縄の三線のニュアンスをウクレレで再現するのはとても楽しく、使うコードも初心者にお馴染みのものばかりです。「弾き語り」の楽しさを最も実感しやすい曲と言えるでしょう。
Banana Pancakes
おすすめポイント アイランド・ミュージックの極致。
ジャック・ジョンソンの代表曲。日曜日の朝のようなリラックスした雰囲気は、まさにウクレレのためにあるような楽曲です。ブラッシング(弦を消音する技術)を混ぜたグルーヴ感のある演奏を目指すならこの曲です。
Sunday Morning
おすすめポイント 3つのコードでおしゃれに決まる。
マルーン5の人気曲。実はこの曲、たった3つのコード(Dm7, G, C)だけでほとんど弾けてしまいます。少ない手札でも、リズムの取り方次第でこれほどまでにかっこよく聴こえるという、音楽の魔法を体験できる一曲です。
星に願いを
おすすめポイント ソロウクレレデビューに。
シンプルなコード弾きに慣れてきたら、メロディも一緒に弾くソロウクレレに挑戦。ゆったりとミスの無いように弾くといい練習になります。
ウクレレ初心者が最初に覚えるコード
「コードがいっぱいあって覚えられない!」と絶望する必要はありません。まずはこの4つさえ覚えてしまえば、世界中の多くの曲が弾けるようになります。
- ● Cコード: 1弦の3フレットを薬指で押さえるだけ。最も明るい基本の音です。
- ● Amコード: 4弦の2フレットを中指で押さえます。少し悲しい、切ない響きです。
- ● Fコード: Amに加えて、2弦の1フレットを人差し指で押さえます。優しく包み込むような音。
- ● G7コード: 3つの指を使いますが、これが弾けると曲の「終止感」が出せるようになります。
まずはこの「C→Am→F→G7」という順番でスムーズに指が動くように練習してみましょう。これだけで、一気に「楽器を弾いている!」という実感が湧いてくるはずです。
ウクレレ初心者の練習のコツ

上達にはちょっとした「工夫」が必要です。がむしゃらに弾く前に、以下の3つを意識してみてください。
1. 鏡の前で練習する
自分の姿勢や指の形を客観的に見ることは、上達への近道です。余計な力が入っていないか、ウクレレが下を向きすぎていないか。鏡は一番身近な先生になってくれます。
2. チューニングを疎かにしない
ウクレレの弦は新しいうちは特に伸びやすく、音が狂いやすいです。音がズレた状態で練習していると、正しい音感が身につきません。練習の前後、あるいは曲の合間にもこまめにチューニングを確認する癖をつけましょう。
3. 「1日5分」を毎日続ける
週末に3時間練習するよりも、毎日5分楽器に触れるほうが、脳と指の筋肉は確実に記憶してくれます。お風呂上がりや寝る前など、ウクレレをケースから出しっぱなしにしておいて、いつでも手に取れる環境を作ることが継続のコツです。
初心者がウクレレを始めるなら音楽教室もおすすめ
「独学だと変な癖がつかないか心配」「もっと早く上達したい」という方は、プロの指導を受けるのが一番の近道です。名古屋(栄・今池・名駅)で展開するクラブナージ音楽教室では、一人ひとりのレベルや好みの曲に合わせたマンツーマンレッスンを提供しています。
正しい持ち方、効率的な指の動かし方、そしてリズムの取り方。プロのアドバイスがあれば、独学で数ヶ月かかる壁も、わずか数回のアドバイスで飛び越えられるかもしれません。初心者大歓迎の温かい雰囲気の中で、あなたもウクレレデビューしてみませんか?
まとめ
ウクレレは、弾けば弾くほど、聴けば聴くほど、その奥深さに魅了される楽器です。最初は指先が少し固くなったり、思うようにコードが鳴らなかったりするかもしれませんが、それは上達している証拠でもあります。今回ご紹介した曲の中から、まずは「これだ!」と思う一曲を選んで、一歩を踏み出してみてください。
あなたの暮らしの中に、ウクレレの優しい音が響き渡る日が来ることを、心から応援しています。ポロンと一掻きすれば、きっとそこには新しい景色が広がっているはずですよ。
この記事の監修者
国公立大学の音楽学部で作曲を学ぶ。
