手が小さくてもピアノは弾ける!偉大なピアニストたちに学ぶ“サイズを超えた音楽力”
公開日:2025.05.16 更新日:2025.09.24クラシック楽器バンド楽器音楽を始めよう♪上達のコツ音楽のマナビ
目次
「手が小さいからピアノは無理」なんて、誰が決めた?
ピアノを習い始めた初心者の方からよく聞く悩みのひとつに、
「手が小さいから、ちゃんと弾けるようになるか不安です…」
という声があります。
確かにピアノは、広い鍵盤を使って和音やアルペジオを演奏する楽器。手が大きい人の方が有利に見えるのは事実です。
しかし、それは“一部の曲において”の話であって、決して演奏そのものを諦める理由にはなりません。
今回は、手が小さいことを乗り越えて活躍したプロのピアニストたちの例を紹介しながら、初心者の方に「大丈夫」と言える根拠をお伝えします。
手の小ささを乗り越えたピアニストたち
アレクサンドル・スクリャービン(Alexander Scriabin)
ロシアの作曲家スクリャービンは、身長160cm程度と小柄で、手も非常に小さかったことで知られています。
しかし、彼の作品は技巧的かつロマンティックで、独特の和音構成や浮遊感のある旋律が特徴的です。
特筆すべきは、彼が自身の手のサイズに合わせた音楽語法を創り出したこと。
例えば「分割して弾く」「ペダルで補う」「音を省略する」といった工夫を凝らし、
“手が届かないところに届く音楽”を作曲・演奏したのです。
アリシア・デ・ラローチャ(Alicia de Larrocha)
20世紀を代表するスペインの女流ピアニスト。
手のサイズは成人女性の中でもかなり小さい部類だったそうですが、ラヴェルやリストなど難曲の数々を見事に弾きこなし、世界中の聴衆を魅了しました。
彼女の演奏は「タッチが極めて繊細」「音の彫刻」とも称され、“鍵盤を押す”のではなく“鍵盤を扱う”技術で音楽を成立させていました。
世界には手の小さなピアニストが多数います
実は、世界中には手が小さくても国際的に活躍しているピアニストが多数存在します。
特にアジア圏や女性ピアニストの中には、手の大きさを個性として受け入れ、奏法を工夫することで独自の音楽性を確立しているケースが数多くあります。
手が小さいという事実は、演奏技術の制限ではなく、むしろ効率的なフォームや音色探求の出発点になりうるのです。
✋ 手が小さいときに工夫すべきこととは?
では、具体的にどのような工夫をすれば「手の小ささ」を乗り越えられるのでしょうか?
✔ 音を「分けて」弾く勇気を持つ
大きな和音やオクターブを無理に掴もうとすると、手を痛める原因に。
音を分割して弾いても、音楽的には問題ありません。
スクリャービンも、和音を分散させることで豊かな響きを保っていました。
✔ ペダルを上手に活用する
ペダルを用いれば、物理的に音がつながっていなくても、聴覚的には自然なフレーズとして成立します。
初級から中級レベルでも「残響を使った音の延長」は、実用的なテクニックです。
✔ 指を広げるのではなく“動かす”ことを意識する
無理にストレッチするのではなく、脱力した状態で最小限の動きで音を繋ぐ方法を学ぶことが大切です。
指の独立性を高めるトレーニングを重ねれば、音域の広がりも自然に獲得できます。
手の小ささ=ハンデ、ではなく“個性”です
ピアノ演奏とは、「大きく強い手で音を叩く」ことではありません。
むしろ、繊細なコントロールや音色の選択にこそ、ピアニストの個性が現れます。
たとえオクターブに届かなくても、それを補う技術と音楽的な表現力があれば、
聴き手に届く演奏は十分に可能です。
だからこそ、初心者のうちから「手が小さいから向いていない」と思い込む必要はありません。
その手で、あなただけの音楽を育てていけばいいのです。
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