吹奏楽出身者への「大人のクラシック」のすすめ
公開日:2025.03.27 更新日:2025.03.27音楽を始めよう♪
学生時代、吹奏楽に熱中していたという方は多いのではないでしょうか。
仲間と一緒に汗を流しながら練習し、コンクールや演奏会に向けて一丸となった日々。音楽に真剣に向き合ったあの時間は、大人になっても心の中に強く残っていることでしょう。
そして今、社会人として多忙な日々を送りながらも、ふと「また音楽をやりたい」と思ったとき――おすすめしたいのが、“大人のクラシック”への一歩です。
目次
学生時代の吹奏楽とは、ちょっと違うクラシックの世界
吹奏楽にもクラシックのレパートリーはあります。ですが、その多くは原曲の編曲版で、オリジナルの吹奏楽曲はコンクール向けに書かれたものが中心。
たとえば課題曲のマーチや、「勇者の○○」「伝説の△△」といったタイトルのように、若さや爽快感を意識した楽曲が主流です。もちろん素晴らしい作品ばかりですが、大人になった今、もう少し落ち着いた音楽や、歴史ある作品にも触れてみたくなる方も多いのではないでしょうか。
大人だからこそ楽しめる、クラシックの本格的な世界
年齢を重ねたからこそ、より深く味わえるクラシックの魅力があります。
たとえば――
オーケストラの名曲に挑戦
ベートーヴェンやチャイコフスキーの交響曲、ドヴォルザークやブラームスのような重厚なオーケストラ作品に、かつて吹奏楽部で培った感性をそのまま活かして挑戦してみるのも素晴らしい体験です。
ただし、アマチュアオーケストラでは管楽器の募集枠が少なく、希望してもなかなか空きが出ないという現実もあります。そこは少し根気強く、募集情報をチェックしていくのがおすすめです。
ソロでクラシックの名曲に取り組む
フルートならモーツァルトの協奏曲、クラリネットならブラームスのソナタなど、ピアノ伴奏付きの室内楽曲は、ソリストとしての楽しさと表現の奥深さを存分に味わえます。
学生時代、ソロコンでいつか演奏してみたいと思っていた曲に、今こそ挑戦してみるのも良いでしょう。大人になった今の方が、技術だけでなく「音楽の背景や感情」をより深く感じ取ることができるはずです。
室内楽でアンサンブルの楽しさを再発見
3~8人ほどの小編成で行う室内楽は、大人になってから特に人気の高いスタイルです。木管五重奏、金管五重奏などの定番編成はもちろん、ピアノや弦楽器と組み合わせることで、モーツァルトやベートーヴェンの作品など、より幅広いレパートリーに挑戦できます。
少人数ならではの「息の合った音楽づくり」や「対話するようなアンサンブル」は、学生時代の吹奏楽とはまた違った楽しさがあります。
今こそ、自分のペースで“音楽の再出発”を
学生時代と違って、練習に使える時間は限られているかもしれません。でも、大人には“大人の演奏”があります。
楽譜の奥にある作曲家の意図や、和声の繊細な動きに耳を傾けながら、ゆっくりと曲と向き合う。その過程こそが、今の私たちだからこそ味わえる贅沢な時間です。
最後に
吹奏楽を通して音楽の喜びを知った皆さんへ。
あの頃の情熱は、今でもきっと、心の中に生き続けているはずです。
だからこそ、大人になった今、少し背伸びしたクラシックの世界に挑戦してみませんか?
“もっと自由に、もっと深く音楽と向き合う”――
そんな大人のクラシックライフ、きっとあなたの人生をより豊かにしてくれるはずです。
