無料体験
レッスン
電話
Column

尺八とはどんな楽器!?

2023.02.14音楽を始めよう♪音楽のマナビ

尺八とはどんな楽器!?

日本の伝統楽器である”尺八
竹でできた楽器として日本人の多くに知られていますが、どんな音をしているか、どうやって音を出すのか等、詳しいことはあまり知られていません。
しかし、この尺八という楽器、知れば知るほど奥深い楽器なのです。

 

穴が5つしかないのに、2オクターブ12半音階の音が出せる

尺八は5つの穴があります。
全部の穴をふさいた状態で楽器に息を吹き込むと、イタリア語の音名で「レ」の音が鳴ります。(一尺八寸管の場合)

そこから一つずつ穴をあけていくと「ファ・ソ・ラ」が鳴ります。
この4音に「ド」を足したのが基本となる5つの音です。

この五つの音をベースに、12半音階における残りの7音をつくります。
首の傾きを変化させる(メリ・カリ)ことで息の向きを変え、ベースの音の半音上~全音上、半音下~全音下がだせるようになります。
メリ・カリで創り出す音は、メリカリなしの音よりも音量が小さくなりますが、それを自然なものとして許容しています。

ヨーロッパの音楽のように、全ての音を均一に鳴らすことを目指していないのです。

 

◆ 雑音(ノイズ)も味わいの一つ

尺八は、メリ・カリのみならず、ムラ息など息のノイズを前提とした演奏法が多数あります。
一般的に西洋音楽はノイズをゼロにした音を目指しますが、尺八は一定のノイズを味わいとして保持します。
しかし、尺八においても基礎において好ましくないノイズがあるので、初心者はしっかり判別できるようにしなければなりません。

 

◆ 明治時代まで一般人の演奏は法律で禁止されていた

尺八は奈良時代に中国から伝来した楽器ですが、長い間一般人の演奏は禁止されてきました。
というのも、仏教で用いられる神聖な楽器だったので、武士と虚無僧(こむそう)のみしか演奏できませんでした。
虚無僧は武士が出家してお坊さんになった者のことで、天蓋(てんがい・顔の見えないワラ製のヘルメット)を着けて尺八を吹きます。
虚無僧は尺八を吹くことを生業としていましたが、武器の所持、関所フリーパスという特権をもつ上、喧嘩や金品の強奪を行う者もいて非常に厄介な存在であったようです。

 

◆ 現在では世界で愛される楽器となる

明治以後、尺八は仏教音楽や三曲といった芸術性の高い音楽のみならず、民謡・ポップスなど幅広い分野で演奏されるようになりました。
現在、日本では約3万人の尺八愛好家がいます。この数はチェロ愛好家と同数になります。
また、世界的にも人気があり、最も人気のある和楽器としての地位を確立しています。
これは、尺八本体の持ち運びのしやすさが普及を後押ししたと考えられます。

 

興味があれば、始めてみよう!

ここまで読んで尺八に興味が出た人は、ぜひ一度尺八にトライしてみましょう。
一般的に尺八の音を出すことは難しいですが、基本的には全ての人が音を出すことができる楽器です。
初めの日は全く音がでませんが、次第に音が出てきて、良い音へと変化していく喜びは何にも代えがたいものがあります。
ただし音を出すにはコツがいるので、独習はオススメしません。
趣味の初心者の場合、音楽教室で先生に習うことが近道かと思います。
個人の先生につく方法もありますが、月謝等が明示されてない教室も多いので注意が必要です。
一からじっくり個人レッスンで上達していくことが、楽しく尺八を吹けるようになるためにはベストです。

名古屋の音楽教室【クラブナージ音楽教室】では、尺八コースも開講しております。
気になった方は体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか。
講師・スタッフ一同、お待ちしております!

SNS

同じカテゴリの記事

教室の雰囲気を一度体験したい いきなり通うのは不安

そんなあなたに安心。
無料体験レッスン
行なっています !

クラブナージは初めて音楽を習う方が多いので、初心者大歓迎 !
まずはお気軽にお越しください。

体験レッスンのお申し込み

お電話は
こちら

052-753-7200 0120-969-543

平日 13:00〜20:30/土・日 10:00〜18:30 月曜定休

サックスを持つ笑顔の女性