スローテンポなピアノ曲を演奏しよう(前編)
2020.12.04上達のコツ音楽のマナビ
ピアノ経験者の皆さん。
最近、ピアノ弾いてますか?
筆者はたまにしか弾かないので、あまり指が回らなくなってきました…。
特にテンポの速い曲は、常に練習していないと、弾けなくなってきますよね。
でも、テンポの遅い曲であれば…ごまかせるかもしれません(笑)
テンポの遅い曲は何も考えずに弾くと、ただただ退屈な音楽になってしまいます。
遅い曲でも、聴きごたえのある演奏がしたいですよね。
今回は、テンポの遅い曲を上手く弾くために、3つの方法を紹介します。
1.ペダルを効果的に使用する
通常、よく使われるペダルが、この2種類です。
ラウドペダル:弾いた音を持続させるペダル
ソフトペダル:音量が小さくなるペダル
ラウドペダルとソフトペダル、この2種類のペダルを駆使することで、音に色彩をもたらします。
ペダルを使うコツ1
旋律を繋げたいとき、ラウドペダルを使ってわざと濁らせます。
ためしに、右手の下降音型で、ラウドペダルを薄く踏んで濁りを作ってみましょう。
旋律に表情が付きますよ。
ペダルを使うコツ2
ハーモニーの変化を付けたいとき、ソフトペダルを使用します。
ソフトペダルは音量が変わるだけでなく、音色も変わります。
すこし曇った音が欲しくなったとき、踏んでみると良いでしょう。
2. 鍵盤に触れる指の部分を正しくする
求められる音楽的な役割に応じて、指の使い方も変えていかなければなりません。
伴奏音型は爪の近くで、旋律は指のハラで弾くとバランスが良いことが多いです。
ただし、左のベース音については、指のハラを弱く、かつ早い打鍵で弾くと整う可能性もあるでしょう。
指の部位、手の重みの強弱、打鍵のスピードの緩急など…。
いろいろな要素を掛け算することで、無限の選択肢がでてきます。
ピアノは、本当に奥が深いですね。
3. 演奏する曲の魅力について考察する
技術面はもちろん大切ですが、曲の魅力を知っておくことも重要です。
演奏する曲について、どこが魅力か、どのように聴かせたいか?
徹底的に掘り下げていく必要があります。
そのうえで、己の理想を練習によってカタチにしましょう。
以上が、スローテンポなピアノ曲を弾くためのコツです。
後編では、おすすめのスローテンポのピアノ曲を一挙紹介します。