手の大きさと楽器は関係ある?
2020.09.24音楽を始めよう♪

ピアノの演奏会に行ったときに、音以外にまず目に入るもの…
それは手です。
「あのピアニスト、手でかっ!」
「手が小さいのによくこんな難しい曲を弾くなあ~」
このように、ピアノを弾く人の手をまじまじと眺めたことはありませんか?
有名なピアニストでは、ラフマニノフは尋常じゃないくらい手が大きかったといいます。
しかし、ピアニストは必ず手が大きくないといけないのかと言えば、そうではありません。
ショパンの手のように人並みの手の大きさや、スクリャービンのように1オクターブが限界といった手の小さいピアニストもいました。
ピアニストによって手の大きさはさまざまなのです。
では、ピアノ以外の楽器の演奏において、手の大きさは関係があるのでしょうか?
順に見ていきましょう。
ヴァイオリン
手が小さすぎると、重音がきれいに弾けないことがあります。
というのも、指の厚みがあるほうが柔らかく温かい音が出しやすいのです。
しかし、手が大きすぎると左手の細かい動きで苦労します。
ヴァイオリンは、大きすぎず小さすぎない手が良いと言えます。
ヴィオラ
奏法はヴァイオリンとほぼ同じですが、手が小さい人にとっては演奏が困難です。
標準的な手の大きさが求められます。
チェロ
手の大きい人が圧倒的に有利な楽器です。
コントラバス
チェロと同じく、手が大きいに越したことはありません。
ただ、手の小さいプロの方もいますので、努力次第かと思われます。
木管楽器
手の大きさはあまり関係ありませんが、手が小さすぎると速い指回しが困難な場合があります。
キーのコントロールに不自由のない、標準的な手の大きさがあると良いです。
金管楽器
手の大きさはほとんど関係ありません。
チェンバロ
手の大きすぎる人は、物理的に演奏することが難しいです。
まとめ
「あの楽器をやりたい!」
と、思ったときに体格的な問題にぶち当たることがたまにあります。
しかし、落ち込まないでください。
何の楽器をやるかは、そこまで重要ではなかったりします。
やるとは思っていなかった、自分と相性の良い楽器に出会うこともありますよ。
あなたの運命の楽器に出会えますように…!