冬にピッタリ⁉ 聴くだけで氷点下になりそうなクラシック曲
2020.12.01音楽のマナビ
冬の影、忍び寄る今日このごろ。皆さまはどう過ごされていますか?
寒いので、家の中で過ごす時間が多いのではないでしょうか。
家の中にいる時間が長いということは、音楽を聴いたり楽器を演奏したりする時間が増えるということです。
つまり、冬こそ音楽活動には最適であるといえます。
そんな冬にピッタリな音楽といえば…
やはり、冬の寒さが厳しい雪国の作曲家の作品ではないでしょうか?
特に、ロシアや北欧の音楽は、寒々しい曲調の楽曲が多いです。
今回はその中でも、特に厳しい冬を感じさせる楽曲を紹介します。
ボロディン「弦楽四重奏曲第2番」
有名な科学者でかつ、才能のある作曲家でもあったボロディン。
ボロディンは、ロシア音楽の叙情的な側面を発展させたパイオニアである可能性が高いです。
ロマン的な音楽語法の上で「寒さ」を表現することは、叙情的な要素を強くすることと同意義といえるでしょう。
チャイコフスキー「交響曲第1番『冬の日の幻想』」
ロシアを代表する作曲家・チャイコフスキーが若き頃に書いた傑作です。
看板に偽りなく、冬のロシアを彷彿とさせるような楽想をもちます。
チャイコフスキーの曲は、8割ぐらいは冬を想起させる楽曲といえるでしょう。
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」
チャイコフスキーの後継者とも言われるロシアの作曲家・ラフマニノフが書いた作品です。
ラフマニノフの作品は、叙情的で人気のある曲が多いですが、北国特有の暗い響きをもつ点が特徴です。
グリーグ「ヴァイオリンソナタ第3番」
「ペールギュント組曲」「ホルベルク組曲」で有名なグリーグは、ノルウェーを代表する作曲家です。
彼の作品からは、ノルウェーの厳しい自然・白銀の大地を感じさせるだけでなく、叙情的なメロディがあふれており、大変魅力的な作風であるといえるでしょう。
シベリウス「ヴァイオリン協奏曲」
寒々しい曲を書かせたら右に出るものはいない、フィンランドの作曲家・シベリウス。
代表作である「ヴァイオリン協奏曲」の他にも、「交響曲第1番」「交響曲第6番」など、聴くだけで厳しい冬をイメージさせるような楽曲を多く作曲いたしました。
シベリウス「交響曲第1番」
シベリウス「交響曲第6番」
まとめ
いかがでしたか。
これらの傑作は、ただ寒々しいだけでなく、どれも傑作です。
自宅のスピーカーで、コンサートホールで、じっくり聴きこんでみるのも良いでしょう。
でも、ただ聴いているだけでは、もったいなくありませんか?
北国の旋律を一緒に奏でてみましょう。
あなたの好みにあったソロ曲もたくさんあります!
クラブナージ音楽教室では、暖房を効かせ暖かくしてお待ちしております。
音楽を楽しみつつ、寒い冬を乗り越えていきましょう!