エキセントリックな作曲家・シューマンについて
2020.08.24音楽のマナビ
ドイツのクラシック作曲家、ローベルト・シューマン。
シューマンは「トロイメライ」や「楽しき農夫」などの作品で知られる作曲家ですが、作品の癖が強く苦手な人が多いのも事実です。
それもそのはず、シューマンがかなり危なっかしい人物であることは間違いありません。
今回は、そんなシューマンのエキセントリックな一面を象徴するエピソードを紹介していきます。
1. 精神病・梅毒など、著しく不健康である
若いころは特に荒れていました。
お酒もたくさん飲み、変な店に行ったりしました。
結婚してからも、多くの曲を作るために徹夜を繰り返したり、いろいろと不健康極まりない生活だったようです。
最終的に、自殺未遂後に精神病院で死去にいたりました。
2. 妄想癖がある
シューマンはジャン・パウルの空想的な小説が大好きでした。
自分の境遇を小説の登場人物に置き換えて、自身の作品や音楽批評で発露することが多々あったそうです。
3. 変な器具を付けてピアノの練習をして怪我をし、ピアニストの道をあきらめる
ピアノにおいて、音と音の分離を良くすることは、現在に至るまで研究が続けられています。
シューマンの使用していた器具は、中指を固定する器具だったようです。
器具を付けたために神経がマヒしてしまい、ピアニストとしての道が絶たれてしまったそうです。
なんでも過剰に行おうとするクセがあったのでしょうか…。
4. 婚約者の父親と裁判し、勝訴の末結婚した
天才女性ピアニストのクララとシューマンが結婚しようとしたとき、2人はクララの父親から結婚を反対されました。
それでもクララは結婚したいと思っていたようです。
当時はまだ有名ではなかったシューマンの音楽的才能を見抜いていたのでしょう。
最終的に、2人は裁判に勝つことで結婚を成し遂げました。
まとめ
いかがでしょうか。
シューマンかなりぶっとんだ人物であったことは間違いありません。
しかし、彼の作りだす音楽は天才的でした。
次回は、そんな彼の書いた作品を紹介したいと思います。