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大作曲家が書いた問題作⁉を紹介(後編)

2020.08.19音楽のマナビ

大作曲家が書いた問題作⁉を紹介(後編)

 後編でも引き続き、大作曲が書いた問題作を紹介していきます。

 

ワーグナー「ピアノソナタ」

ワーグナーにとって、最初に出版された記念すべき作品です。

ピアノ的と言い難い書法が特徴的です。また、和声も時々気持ち悪い瞬間があります。

あの天才ワーグナーの片鱗を全く感じさせない作品といえるでしょう。

 

スクリャービン「交響曲第2番」

この曲もまた、自他ともに認める失敗作です。

第5楽章(終楽章)はRPGゲームのテーマ音楽のようです。

スクリャービン自身も終楽章だけ改訂しようと考えていたそうですが、結局行われませんでした。

 

ショスタコーヴィチ「交響曲第9番」

ショスタコーヴィチは、ソビエト共産党に対して「ベートーヴェンの第九交響曲のような交響曲になる」と宣言し、新作交響曲への期待を持たせました。

しかし、ふたを開けてみるとコミカル(人を馬鹿にしたような)で軽快な行進曲から始まる小規模の交響曲でした。

共産党は激怒。ショスタコーヴィチは名誉回復のために、社会主義に迎合した作品をたくさん書くことになりました。

現在は真価を認められ、コンサートにおける人気曲のひとつとなりました。

 

まとめ

今回は大作曲家の珍しい作品・変わった作品を紹介いたしました。

やはり、天才作曲家であっても常に100%のクオリティーを維持することは厳しいようです。

創作に必要なことは、とにかく形にすることです。

質は後から付いてきます。 

これは創作のみならず、学術研究やビジネスの世界でも同じことが言えるでしょう。

みなさんも失敗を恐れず、たくさんのアウトプットをしましょう。

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