ピアノ連弾の傑作を紹介(後編)
2020.08.04音楽のマナビ
後編もピアノ連弾の名曲の数々を紹介していきます!
ドヴォルザーク「スラブ舞曲」
ブラームスの「ハンガリー舞曲」の成功を真似して、チェコの舞曲のピアノ連弾譜を作曲しました。
田舎っぽさと異国情緒が受けて大成功!
フォーレ「ドリー組曲」
フォーレは、友人のエンマ・バルダック夫人の娘・エリーヌへのプレゼントとして、毎年1曲ずつ連弾曲を作曲しました。
全6曲の中でも、第一曲「子守歌」が有名です。
ちなみに「ドリー」とは、エリーヌの愛称で、エリーヌはドビュッシーからもピアノ曲「子供の領分」を献呈されています。
恵まれているなあ・・・
ラヴェル「マ・メール・ロワ」
ラヴェルは、友人であるゴデブスキ夫妻の2人の子、ミミとジャンのためにこの曲を作曲しました。
ただ、子供が弾くには難しすぎたため、初演はプロのピアニストに任せました。
終曲の「妖精の園」の美しさは特筆に値します。
プーランク「四手のためのソナタ」
プーランク初期の傑作です。
若々しい不協和音と旋法性が心地いい一曲です。
ミヨー「スカラムーシュ」
ミヨーは、作曲の依頼を受けてもあまりやる気がなかったので、自作の旋律をつなぎ合わせて(割と適当に)作曲しました。
しかし、それが大ヒット・・
ラテン的で溌剌とした性格が、非常に高い演奏効果をもたらします。
いかがでしたか?
今回はオリジナルのピアノ連弾曲を紹介しました。
この他にも、ポップスなどの編曲ものや、初心者や子供のための連弾曲も多くあります。
あなたの自宅のピアノでも、ぜひ連弾を楽しみましょう!