大人の初心者必見!無理なく楽しむクラシック・サックスおすすめ曲ガイド
公開日:2026.07.14 更新日:2026.08.01クラシック楽器講師特集音楽のマナビ
「サックス」というとジャズのイメージが強いかもしれませんが、クラシックのサックスも非常に艶やかで魅力的な世界です。
クラシック・サックスのオリジナル作品といえば、グラズノフの協奏曲や、ビゼーの『アルルの女』などが有名です。しかし、大人になってからサックスを始めた初心者の方にとって、これらの本格的なオリジナル曲はいきなり挑戦するにはハードルが高すぎますよね。
そこで今回は、「まずは編曲作品から、無理なく楽しむ」をテーマに、大人の初心者におすすめのクラシック曲や、サックスならではの楽しみ方をご紹介します。
1. はじめてのクラシックは「音域の狭い曲」から
サックスの操作に慣れていないうちは、広い音域を行ったり来たりする曲は指が追いつかず、息のコントロールも大変です。まずは音域の幅が比較的狭く、ゆったりと「歌うように」吹ける名曲から始めてみましょう。
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フォーレ作曲:『夢のあとに』
哀愁を帯びたメロディがサックスの音色にぴったり。テンポもゆっくりなので、一つ一つの音の響きを確かめながら吹くことができます。
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ラフマニノフ作曲:『ヴォカリーズ』
言葉のない歌として作られたこの曲は、息のコントロールやビブラートの練習に最適です。
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エルガー作曲:『愛のあいさつ』
クラシックの定番中の定番!発表会などでも非常に人気が高く、美しいメロディは吹いていても聴いていても心地よい一曲です。
2. ステップアップ!少し吹けるようになってきたら
基礎が身についてきたら、バロック音楽などの器楽用ソナタに挑戦してみるのもおすすめです。
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ヘンデル作曲:『ヴァイオリンソナタ』(サックス編曲版)
少し指が回るようになってきた方にぴったり。クラシック特有のアーティキュレーション(タンギングの付け方など)を学ぶのに適しています。
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バッハ作曲:『無伴奏チェロ組曲』(サックス編曲版)
さらに上級者になると、バッハの無伴奏に挑戦する方も。サックス1本で和音や対位法を感じさせる、非常に吹きごたえのある作品です。
【普通じゃ物足りない人へ】ソプラノサックスの可能性
クラシックでは、アルトだけでなくソプラノサックスも大活躍します。たとえば、モーツァルトの『オーボエ協奏曲』をソプラノサックスで演奏するといった楽しみ方も。
初心者には少しコントロールが難しい楽器ですが、将来的な目標として憧れの曲を持っておくのも素敵ですね。
3. サックス同士のアンサンブルを楽しもう!
クラシック音楽の醍醐味である「室内楽」。しかし、サックスはフルートやクラリネットに比べて音量が大きく、音の主張も強いため、ヴァイオリンなどの弦楽器と一緒に演奏するとバランスをとるのがなかなか厳しいという現実があります。
そこでおすすめなのが、サックス同士のアンサンブル(四重奏など)です。
モーツァルトやベートーヴェンなどの「弦楽四重奏曲」を、ソプラノ・アルト・テナー・バリトンのサックス4〜5本向けに編曲した楽譜がたくさん出版されています。同族楽器ならではの溶け合うようなハーモニーは、一度味わうとやみつきになりますよ。
おわりに:気長に、自分のペースで
大人からの楽器練習は、頭でわかっていても体がすぐには反応してくれないことも多く、もどかしく感じることもあるかもしれません。最初から難しいオリジナル曲に挑んで挫折してしまうより、まずは身の丈に合った美しい編曲作品をじっくりと味わうのが上達の近道です。
初心者のうちは決して無理をせず。サックスの豊かな響きを楽しみながら、気長に自分のペースでクラシックの世界を広げていきましょう!
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この記事の監修者
国公立大学の音楽学部で作曲を学ぶ。


