カホンのお手入れ方法|美しい音色と耐久性を保つメンテナンス術【初心者必見】
2025.07.03音楽を始めよう♪楽器のお手入れ音楽のマナビ

はじめに|木の温もりを感じるカホン、でもお手入れは?
カホンは木の箱のような見た目を持ち、叩く場所や力加減によって多彩な音を生み出す人気の打楽器です。
しかし、木材製という性質上、湿気や乾燥、衝撃に弱く、お手入れを怠ると音質の劣化や破損に繋がることも。
この記事では、初心者でも安心して実践できるカホンの正しいメンテナンス方法を、構造別にわかりやすく解説します。
カホンの基本構造を理解しよう
カホンは大きく以下のパーツで構成されています。
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打面(タパ):主に叩く前面の板
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胴体(ボディ):四方を囲む箱状の構造
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サウンドホール:背面の丸い穴。音の抜け口
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内部スナッピーや弦:スネア音を作る内部装置(モデルにより異なる)
これらの構造に合わせて、ポイントごとにお手入れ方法を紹介していきます。
✋ 毎日の基本ケア|練習後に行いたいこと
① 乾いた布で打面を拭く
手汗や皮脂は木材に染み込みやすく、シミや劣化の原因になります。練習後は乾いた柔らかいクロスで打面全体を軽く拭きましょう。
✔ 強く擦らない。優しく撫でるようにが基本!
② 全体のホコリ取り
胴体や底面、サウンドホール周辺にもホコリがたまりやすいので、クロスやハンディモップで表面全体を拭き上げます。
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サウンドホール内は埃が入りやすいので、布を指に巻き付けて内側を軽く掃除するのも◎
月に1回はしっかりメンテナンス!
① 木部の保湿ケア
湿度が低い季節(特に冬)は、乾燥によるひび割れを防ぐために、木材用オイルや蜜蝋を薄く塗布します。
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タパ面は演奏に影響が出ないよう、側面や背面に限定してケアするのがおすすめ
✔ オイルは必ず「無塗装木材対応」のものを使用。
② スナッピーや弦のチェック
カホンの内部にスナッピー(バネ)やギター弦が取り付けられているタイプは、弦が緩んでいないか、異音がしていないかを確認します。
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ネジを軽く締め直すだけで音の輪郭が復活することもあります
③ ネジの緩み点検
打面と胴体を固定するネジは、使用に伴って徐々に緩んできます。月1回程度はすべてのネジを軽く点検し、必要に応じて締め直しましょう。
✔ 締めすぎはタパの破損を招くので、慎重に。
☁️ カホンの保管と取り扱いの注意点
注意点 | 解説 |
---|---|
湿度管理(50%前後) | 高湿→カビや膨張、低湿→乾燥割れの原因 |
直射日光を避ける | 木材が反り、音が変化する可能性あり |
温度変化を避ける | 急激な変化で接着面が剥がれることも |
地面に直置きしない | 特に湿気の多い場所では、カビ・虫食いリスク大 |
ケースに収納する | 衝撃から保護し、傷つき防止にもなる |
✔ 持ち運びには専用のカホンケースを利用すると◎
お手入れに便利なアイテム一覧
アイテム名 | 用途 |
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マイクロファイバークロス | 打面・胴体の拭き取り |
木材用オイル/蜜蝋 | 乾燥防止、保湿用 |
精密ドライバー | ネジの緩み点検と調整 |
ソフトモップ or エアダスター | サウンドホールや内部のホコリ取り |
カホン用バッグ | 持ち運び・保管時の衝撃防止 |
お手入れで音も気分も変わる。楽器に愛情を込めよう!
カホンは叩けば音が出るシンプルな楽器ですが、ケア次第で音の輪郭や抜け感、響きが大きく変化します。
お手入れは“作業”ではなく“楽器との対話”。使えば使うほど、表情豊かな音で応えてくれるはずです。
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